プロになるならやさしい本を読め!?

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少し前に「Julie」さんが、自身のブログか掲示板で書いていたことがここ何日かずっと気になっています。Julieさんによると、むかし(多読的昔つまり3、4年前に)わたしが「だれか」に「プロになるならやさしい本をたくさん読むように」と助言したのを聞いたのだそうです。
それを読んでいくつかの疑問が頭をよぎったわけです。そしてそれを何度か思い出しては考えてきて、一応の答が出たようなので、書いておこうと・・・
(Julieさんがどこに書いたのかは、Julieさんが知らせてくれると思うので、わたしは調べないことにしました。)
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まず第一の疑問は「え? そんなことぼく、言ったかなあ? 覚えてないぞ?」ということでした。でも、いかにもわたしの言いそうなことで、いまでも英語のプロになりい人がいたら、「やさしい本をたくさん読むように」と助言するでしょうから、たしかにそう言ったのでしょう。例によって、本人が覚えていないだけなのでしょう。
次に、プロってどういう意味だろうな、プロなら「楽しくなくても」やさしい本を読めといっているように聞こえるなあ、プロとアマってどうちがうんだろう? という疑問でした。で、しばらく考えていて思いついた定義は「ほかの人に責任がある場合はプロの仕事」というものです。
プロというのは普通「それでお金を稼ぐ人」なのでしょうが、わたしはどうもそうは考えないようです。わたしは「自分の楽しみのために英語を獲得しようというなら、なんであれ無理することはない。アマチュアだから」と考え、「ほかの人に自分の持っている英語が影響を及ぼすなら無理しなきゃいけないこともある、それはプロだから」というように考えるようです。
  (もちろん、最近の「プロ」という言葉には非常に反発を感じます。
   なんだかとても「功利的な」匂いがする・・・)
とにかく、自分以外の人に影響があって、ただ楽しみのために英語を身につけようというのではない場合は「無理をしてでもやさしい本をたくさん読んだ方がいい」という結論に戻りました。
でも、また新たな疑問が・・・
いくらプロになるためとはいえ、無理して読む・聞く・シャドーイングする方が、楽しんで読む・聞く・シャドーイングするよりも効果があるのだろうか? 結局、楽しむ方が早いのではないだろうか? 
これはまだ答が見つかっていません。
それともう一つの疑問。むかし「プロになるならやさしい本をたくさん読みなさい」とわたしが言った相手はだれだったのでしょうね? Julieさん、覚えてない?