脱学習法 ??????

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「牛印牛乳」さんから「馬場七尾」さんへの反応です!
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さかいせんせい、こんばんは。
牛印牛乳です。
バナナさんの記事で考えましたのでメールします。

ありがとうございます! こんな風に反応してくださると、本当にありがたいです。勉強になります!!

> 2)次に、「勉強」ということに対する姿勢が変化したことかな。
> ・いつか来るといわれる実りの時期を待って、現在を我慢するやり方じゃなくて、
> 「楽しくなくては続かない」「使える範囲/レベルで(英語を)使ってしまおう」
> という感じ
> ・海外の作者にファンレターを出すとか、海外の出版社に「私はあなたの出版社
> から出されたこの本が好きなのだけど、他に同じ傾向のものあります?日本人な
> のでよくわからなくって」などというメールを出してしまうなど、そういう積極
> 性まで影響しました
とあります。
以前、会社で講師による新しいQCツールを習ったとき、その講師の方は
日本人は、事例をいろいろ教えて欲しいと言う。
外国人は、とにかく適用してみようと言う。そして講師の方も想像しないことに
使ってみて成果を出したりしている。
と聞きました。
日本人の学習は、事例を習ってツールをよく理解しようという態度でしょうか。
そして、自分の課題と同じような事例がないと途方にくれてしまう。
外国人は、他で使って良かったのだからとにかく使ってみよう。自分に課題解決
にうまく使えるのかは使ってみないと分からないのだから、という態度でしょうか。

「学習」という言葉には、スギソーの記事で書いた「偉い人のいうことはまず受け容れる」という姿勢があるように思います。だれが偉いかなんて、わからないのにね! たとえだれが偉いとしても、その人が自分の「事例」までわかっているかどうかはわからないのに・・・ だから「まずは自分でやってみる」??これがわたしのいう「獲得」への第一歩だと思います。

たぶん、日本人にとっての学習とは、いろいろな事例を集めてそれらを組み合わせる
事なのではないでしょうか? 研究開発での開発型。外国に追いつけ追い越せの時の
方法なのでしょうか?どなたかが言われていた、「多読を信じる」スタイル。

そうです。偉い人の言ったことを「組み合わせる」。そこには自分がない! このごろ多いんです。「多読を信じる人」が・・・

外国人は、教科書にある事例をひとつ覚えたら、それが何に使えるのか使いながら
適用範囲や活用方法を探っていこうという、研究型。「自分を信じる」スタイル。
古典や他の学問、他の外国語にも使ってしまう人、音を使う人などいろいろ。
多読を続けている人は、英語の学習方法を開発型から研究型に(無意識でも)
スイッチした人。
あるいは、従来の開発型が合わなくて、自分には英語は無理と思っていたけれど、
研究型を示されて成果を実感できた人ではないでしょうか。
とりあえず、こんなことを考えましたということでのご報告でした。

ありがとうございました。
実にもう、わたしの言いたいことをそのまま表現してくださって、単純にうれしい!
牛印牛乳さん、ありがとー!