多読とTOEICの点数 ?? (これでTOEICは怖くない。 かも)

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「ペギー双葉山」さんがSSSの掲示板を卒業なさって、そのときわたしは
ペギー双葉山さんの過去の投稿をいろいろ読みました。
そうしたら3年前にTOEIC対策をまとめてくださった投稿があって、
これはそのままいまも使える! とびっくりして、再掲します。

掲示板: 英語のことなんでも
359. タドキスト的 TOEIC克服法 (解決編) 全ては多読の延長線上にアリア
お名前: ペギー双葉山(^^)
投稿日: 2005/6/20(00:25)
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こんばんは。ペギー双葉山です。
ご協力いただいたみなさん、いろいろなご意見をありがとうございました!
これで私的には今見えている範囲の全ての謎が解けました。(TOEICに関しては)

ペギー双葉山さんの「多読的TOEIC対策探求」の呼びかけに対して、いろいろな返答があり、それをペギー双葉山さんがまとめてくれました。

■ TOEICに使われる英文のYLについて ■ ■■■■■■■■■■■
 
 (これでTOEICは怖くない。 かも)
 
 
■ 結果発表 ■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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・Listening   YL 最低 平均 最高
Part 1 20問 0.6   2.5    3
Part 2 30問 0.6   3.0    5
Part 3 30問      1.6 3.8 7
Part 4 20問 1.6 4.2 7
・Reading
Part 5 40問 2 6 10
Part 6 20問 2 6.1 10
Part 7 40問 0.9 5.0 8
これに問題数を加味して平均すると、
・Listening  平均YL 3.4
・Reading 平均YL 5.6
 となりました。
 
 
 
(データの母数は6人ですが、英文のYL判定にかけては
現役タドキストの右に出る人はいませんから、誤差は小さいでしょう)

おもしろい集計でしょう? これだけでもずいぶん対策が立てやすくなりますね。
あらためて、学生の支援に役立てます。

■ 語数と得点との関連 ■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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「○○万語読めば、TOEIC ○○点くらいは取れる」
というような相関関係があるのかと思って、注意深く掲示板を読んで来たんですが、
みなさんバラバラで、どうも、語数と得点との一般的な相関関係はなさそうですね。

この点がまだわたしも解明できていません。
(でも、解明する気も薄くなってきてしまって・・・)

■ 読めるYLと得点との関連 ■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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私が思うには、
「TOEICの得点は、読んでる(読める)本のレベルと相関関係がある」
ような気がしますね。

う・・・ これは大事かもしれない。
どうしてこういう視点を忘れてしまったのだろう?
わたしがTOEIC対策に真剣になれないせいか?
(大反省?)

■ TOEICにおけるタドキストフェノメノン  2 ■ ■■■■■■■
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100万語読んでも、なんでTOEICの点は上がらないか。
逆に、下がったりするのか。
それは、、、
100万語前後読んでいるタドキストは、
レベル2とか3とかの本しか読んでいないから。
だから、レベル5とか6とかの後半部分では、まだ点が取れないだけの話。
多読だけじゃTOEICに通用しない、とかいうことじゃないと思いますね。

たくさんの学生のTOEICの点数を見ていると変なことがいっぱいあります。
よくあるのが、多読開始前の点数より多読開始後1年か2年くらいの点数が低いこと。
これは多分多読開始前の点数は「試験対策」によるものなのでしょう。
そして、多読でその試験対策用の知識が壊される、
しかし、多読で得た「知識(暗黙知?)」は試験用の知識にはなっていない段階。
たいていの学生はその後点数が回復するような気がします。
(統計をとっていないのです・・・ 大反省)

■ TOEICは「利き酒」である。 ■ ■■■■■■■■■■■■■■■
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 味わうのではない。舌先で銘柄を当てるのだ。

参りました・・・

■ TOEICは「アントニオ猪木 vs モハマド・アリ」である。 ■ ■■
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前後の文脈から意味を類推するという組み手を禁じられた猪木が、
3分1ラウンド制という短文に流れを断ち切られたリングで
アリと闘うようなものである。
タドキストにしてみれば。
 
 
要するに、
いくつかの文のかたまりである文章ではなく、
「1つの文だけを読んで、意味が分かる」
くらいに成長していない段階でTOEICを受けると、
あんまり得点的にはうれしくない結果に終わる可能性が高いかなと。

ここが先ほどの「多読で得た知識が試験用には達していない」ということですかね?

自分が読めるレベルより、2くらい下のレベルだと、
短文でも理解できますよね。
ということは、YL8?9くらいがストレスなく読めるくらいになれば、
かなりいけるのではないかと思います。
 
 
ですから、TOEIC満点も、多読の延長線上にあるんだろうな、と思います。
どんなルールでも対応可能な実力をつければいいだけですわ。
(言うは易し)

多読の延長上にアリア、はまちがいないと思いますが、
なかなか点数に反映しない場合もあります。
語数やレベルだけではなくて、もう少しくわしく見ようと思っています。

■ まとめ ■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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TOEICの英文のYL(読みやすさレベル)は、後半5?6くらいで、
200?300万語くらいで、YL3?4の本を中心に読んでる
中級タドキストにとっては、
キリンだから、「できなくて当然」という心構えで臨むべし。 
 
間違っても、
「300万語も読んだんだから、500?600点くらい取れるんじゃないかな?」
などとは思わないようにご注意! 
 
前半が終了したら、寝る! くらいの態度で臨むのが、
中級タドキストとしては正しい!
かも。
 
 
  
ということで、相手が分からないことによる怖さ、は払拭できたでしょうか?
できるといいなあ、、
まあ、何かのヒントにでもなれば幸いです。
というわけで、
いったい何万語読んだらTOEICの点が○○点になるんだろう、
という疑問に決着がついたので、
しばらくは落ち着いて多読したいと思います。
いずれ時期が来れば、またタドキストとしてアリに挑戦したいと思います。
ではではHappy Reading!

相手が分からないことによる怖さはたしかに払拭できそうですね。
少なくとも、わけの分からない対戦相手に、眼をつぶってぶつかっていくような恐怖はなくなるでしょう。恐怖から解放されたら、試験会場でぐっすり寝ましょう!
ペギー双葉山さん、ありがとねー!