多読と辞書:辞書は麻薬か? aiaiさんのやさしい返信

Pocket

aiaiさんの辞書引きのことを「麻薬中毒」だなんて書いてしまって、
aiaiさんを傷つけてしまわないだろうかとドキドキしていました。
幸い、aiaiさんは寛大なお気持ちで受け容れてくださったので、
そのメールをみなさんにも読んでいただきます。
(こんな風にきわどいやりとりをしているわけですねえ・・・
 いつものことだけど、今回自覚した。でも、人の心にかかわることだから、
 ある程度踏み込まないとと思いつつ、びくびくなのは当たり前ですね。)
どきどきの実況中継?

酒井先生、こんにちは。
aiaiです。

あ、aiaiさんだ!

ブログ拝見しました。

あ、どうだったんだろ?

喩え・・、私は大丈夫です。(笑)
依存症状・習慣性っていうのは納得です。
しかも、辞書にどっぷり浸かっている間、本人は無意識・無自覚・・・。

ほっ・・・として、いいのかな?

辞書を引いて満足・・・みたいなところがあったかも。
でも、その効果は覚えようと意識して努力しないとその場限り。
この単語見たことあったと思いつつ、まったく意味が思い出せない。
辞書を引いて“あれ?前にもこの単語調べたことがある気がする”と気づく。(つまり、辞書で調べたことがあることすら覚えていない。)

うんうん、冷静に振り返っていらっしゃる様子・・・ 安心、安心

よほどわかりやすい単語は別として、意味が何通りもあったりするとその都度辞書を引いて確認が必要になる。
辞書を引いた時だけの効果(もちろん、これは1回調べればしっかり覚えられる方もいらっしゃるかと思いますが、私の場合は即記憶につながらない。)なのに、疑うこともなく、わからなければまた辞書を引けばいいや・・・って思っている。(しかも、辞書を引いてもどの意味があてはまるのかがわからない。)

だれでも辞書や単語帳では覚えられるものではありませぬ。
覚えられたら、脳の無駄遣い。

・・・先生が書かれたような症状にあてはまるんじゃないでしょうか。
効果は確実かつ万能じゃないのに、つい頼ってしまう。
“すぐそばにあって手軽に試せる「薬」”が、ぴったりくる感じです。

あ、うれしいな、喩えが伝わった!?

私はまだまだ読み足りない(なんせ約140万語のうち約110万語はハリポタなので。)ので、多読の中で漠然とはあっても、はっきりと意味がわかった!という経験や、これは前にもあのお話で見た!という経験はあまりないのですが、それでもわからない語を即調べずに最後まで読んでどうしても気になった語だけ調べる・・・という方が格段に印象に残るという実感はあります。
(このときはハリポタだったので、日本語版のその場面を読みました。・・でも、日本語版が完璧とも思っていないので、雰囲気だけ汲み取るようにしました。・・・英英辞書は持ってないんですけど、調べたくなったとき用に1冊持っていた方がいいものですか?)

そうですねえ・・・ もう辞書の呪縛から自由になろうとしているみたいだから、
調べたくなったとき用に持っていてもいいかな? でも、調べるのは慎重にね。
英英辞典を使った方がいい時期かどうか、冷静に判断してくださいな。

辞書を引くということも最初は印象強くてわかった気になるけど、慣れてくると惰性的になってしまい記憶にも残りにくいのかなと思います。(私の記憶力が乏しいだけだったりするのかも・・・ですが;泣)
やはり、「薬」と似てるかも。
あ、ちなみにここでいう辞書は英和辞書です。(英英辞書は使ったことがないので。)
追伸の件、了解です♪
ニュアンスだけ感じ取っておきます。
これからも多くの本を読むであろう中で、いろんな語にお目にかかり、知っている語と再会する機会が多くなって、いつしかその語を理解できる仲になっている・・・。
こういう歩みもいいな?と思います。
そうそう・・・。
まだ多読もこれからなのですが、ふと思いたって多聴に足を踏み入れてみました。(まだ片足の爪先くらい。)
とりあえず、手元にある易しい絵本の読み聞かせCDから聞き始めてみました。
多聴に関しては今まで興味がなくてよくわかっていませんが、まずは音を楽しんでみたいと思います。
こちらも、だんだんと何かに気づいていければいいな?。
では、失礼します。

いいですね、多聴!
まずは音を楽しむというのもとってもいいような気がするぞ!
aiaiさん、またなにかあったら知らせてください!!
ありがとー!!!