この話題、ほんとに永遠のFAQですね。横綱です。東の横綱。
幕内付け出しで登場して以来一度も負けたことがないという横綱。
当然です。「外国語の勉強に辞書はいらない」なんて言ったら、
世界中の人がみんな「まさか!」という顔をするはず。
それなのに、みなさんは「辞書を引かない」という原則を当たり前のように考えている!
よくいうのですが、みなさんは千人に一人、一万人に一人もいない
くらいの変人奇人なのです。
(よく考えると、1万人に一人くらいはいるかな?日本の人口は1億人、その1万分の1は1万・・・ということは多読人口のうち、本当に辞書はいらないって思っている人はそのくらいはいるかもしれない。)
なお、辞書がなんであるのかを忘れたら辞書を引いていいですよ、念のため・・・
で、「aiai」さんがメールくださいました。
こういう体温と心臓の鼓動が伝わってくる報告は何度でもブログで取り上げます。
実際、読んでいてワクワクしてくるのです、こういう報告は。
ありがとー、aiaiさん!
ご無沙汰しています。
・・・といっても、SSSの掲示板で一度コメントをいただいただけなので、きっと覚えておられないと思いますので、少し自己紹介から・・・。
2005年9月に多読を始めて、5万語を過ぎたところでハリポタ・シリーズを読み始めて、10万語から100万語までをシリーズで通過してきたaiaiと申します。
かつて辞書読みで「Harry Potter1巻」の冒頭で挫折して、多読に出会ってからは、ORT1?5までを順に読み進めたあと、スクールマーケット(Scholastic)を通じて購入した絵本やLRを中心に易しいものを読み進めました。
5万語過ぎに1巻を思い切って読んでみたら意外と読み進められそうで、そのまま読破しました。
その後は、間に易しい本も読みつつ、シリーズを順に読んで7巻で100万語を通過しました。
(参考までに、投稿のリンクです。)
【はじめましての投稿】
http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=5517
【100万語通過時の報告の投稿】
http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6909
aiaiさんのお名前は覚えていましたが、100万語通過の報告は読んだだけで返信していませんでした・・・ ごめんなさい・・・
いまもう一度読んでみると、すごいですね、ハリー・ポッター・シリーズへの愛が!
ハリポタ7巻を読み進めていたときのブログを読み直していて気づいたことがあります。
最初の方の章は辞書なしで読み、細かいところを知りたい衝動に駆られて(ハリポタ好きであるゆえの魔の誘いといいましょうか・・・;)辞書読みしたり・・・なんてことをしていたのですが、3章くらいからは先を読み進めたくなって辞書を放り出して読んでいきました。
これが多読の醍醐味、いや「間者猫」さんに言うところの「読書」の醍醐味ですね! やはり、愛でしょう・・・
・・・で、読み終えたすぐあとにはもう一度辞書読みもしてみよう・・・ということを書いていたのですが(やはり、魔の誘いです。笑)、結局読み直しはしませんでした。
一呼吸おいて落ち着いたら、辞書を使って読み直そうと思っていたことすら忘れていました。
もちろん、お話の全てを理解できたかというと、読み飛ばした単語はたくさんあります。
でも、ちゃんと私の中でハリポタのお話が完結できたんです。
なので、満足。
これって、凄く良い経験になったと思います。
ハリポタ・シリーズの本に書かれていることは全てくまなく知っていたい・・・と思っているほどのハリポタ好きです。
でも、まるごと全部が把握できなくてもちゃんと満足できたんです。
きっと、これからはどんな本を読んでも辞書読みしようということは考えないでしょう。
満足できるほど読めなければ、またいつか読んでみればいいだけのことですよね?
うーん・・・ 140万語ですでに悟りの境地?
(ちなみに、ハリポタ7巻はUS版を読んだのですが、夏に発売されるペーパーバック版(UK版)のシリーズを保存用にしているので、そのときにもう一度読んでみようと思っています。もちろん、辞書は不要です。笑)
こんなに明るく「辞書は不要です」と言えるっていうのは、実はすごいことです。
少々愚痴になりますが、みなさんは辞書をほとんど使わずに英語の読書を楽しんでいて、すっかりそれが当たり前になっているでしょうけれど、
わ・た・し・は、日本中をあちこち飛び歩いて、「辞書は捨てなさい」って
説いて回ってるわけです。ときには「辞書命」の英語の先生たちに・・・
そうすると、「非常識を当たり前のように受け止めてくれる」(「パピイ」さん)みなさんは奇跡のような気がしてくるのです。
ということで、開始当初は「Biscuit」(I can read MyFirst)ですら、“文章が長いからあとで”・・・なんて感じていた私ですが、今は「Magic Tree House」(約5000語)を40分くらいで読めるようになり、初めて読むお話でもYL3.5くらいは読めるようになってきました。
Biscuitが長い!
今日現在で、総冊数529冊・総語数1415550語です。
大半がYL2.0以下の語数の少ない本なので、語数の増加は緩やかですが、YL3?4の本も時々手に取りつつ、肩の力を抜いて気軽に楽しく読めています。
カウントは好きなので語数のチェックと記録はしていますが、特に大きな目標もなく、読みたい時に読みたい本を読む日々となっています。
かなり熟成が早いですねえ・・・
・・・ということで、卵の殻を破って外に飛び出すことができたヒヨコ状態の私ですが、今後もマイペースに多読を続けていきたいと思っています。
多読のきっかけをくださり、無謀なハリポタチャレンジも「いけー、いけー、なんでもやってみろー!」と言ってくださった先生に感謝しています。
おかげさまで、素敵な経験となりました。
ありがとうございます。
え? そんな無茶なことをいいましたっけ? (としらばっくれる)
あとで、投稿のリンクをたどってみますが、そういうときはたいてい何かを
感じてけしかけてるんですよ。ごくたまにそういう無茶を勧めることがありますね。
(うまくいってよかった・・・)
長々と読んでくださり、嬉しいです。
貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
とんでもない、辞書引きからうまく抜け出したaiaiさんの報告、とっても楽しく、ワクワクでした。
ありがとー!、
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