レベルの上がり方は十人十色。
こんな当たり前のことをここでまた強調したくなったのは、SSSの掲示板で「次は何を読んだらいいですか、教えてください!」というような質問がよく見られるようになったからです。
質問する人には罪はありません。多読が定着してきたために、自分の判断ではなく「ほかの人がたくさん、いいって言ってるから」っていう入り方は当然出てきます。それが「広がり」という意味なのでしょう。
数ヶ月前の「多読通信」(メール・マガジン)にも書きましたが、
そうやって多読に興味を持った人に、
多読では日本語に直さずに読むんだよ、
YLは絶対的なものではなくて、おおざっぱな目安なんだよ、
語数記録したくなければしなくていいんだよ、
記録してもいいんだけどね、
自分の感じ方を大切にね!
ということはこれから先、何度でも言った方がいいと思います。
そこで、今回は絵本から突然ペーパーバックへ飛び上がった例を二つ・・・
小学生と大学生です。
まずは大学生。XZくんです。(もうこの半年、あちこちで名前を出してしまいましたが)
XZくんはセンター試験の点数が非常に奮わなかった・・・
そのためか、多読クラスを受け始めて4ヶ月はやさしい絵本ばかり読んでいました。
ところが5ヶ月目(授業が終わってから)Rainbow Magicにはまり、突如離陸!
まるで垂直離着陸機のように、まっすぐ上に上がりはじめて、
ペーパーバックの坂をどんどん登りはじめました。
その後TOEICでも非常によい点をとったのですが、
本人の承諾を得ずに書いているので、
それ以上詳しくは書かないことにします。
もう一つは小学生。
やはり絵本からぴょんと飛び上がった例です。
娘がこの1週間で Judy Blume 「Super Fudge」を一人で読んじゃったんですよ。
今日はオフだったので、みなさんにいっぱいほめてもらって、娘は超ご機嫌。
ほんの1、2ヶ月前までは、絵がないのは読まないっていっていたのに、
夏休みに私と3冊児童書を読んでみて、読めそうだと思ったのか、
自分から Judy Blume の本を持ってきて、私が無理じゃないかなあっていっても
読みたいといい、そして、読んでしまった!!
時々、ぎゃはぎゃは笑いながら…
あんまり調子に乗りすぎて、失速しなければいいのですが。
[つい最近]今Y0.5程度の本を黙読しているって書きまし
たけど、だいぶ状況が変わりました。
社会人でも絵本からペーパーバックへという人は何人もいます。
SSSの掲示板で、akoさん、のんたさんの投稿を探してみてください。
いわゆる学習曲線はなめらかに連続したS字形の一本線ですが、
実際には不連続だったり、階段状だったり、人さまざまですね。
多読をはじめたばかりのみなさん!
「わたしの学習曲線はどうなるのかな?」と楽しみにしてください!!
最近のコメント