このブログでは常連になりました。「まつかわ1971」さんからのメールです。
ぼくも英英辞典の引き方は日本語辞典の引き方とおなじなのでいいと思っています・・・
先生、おひさしぶりです。
辞書引きについて、辞書マニアとして、ひとこと付け加えたいです。
外国語学習とはいえ、辞書を引く頻度として理想は、
日本語のときに、1日に何回国語辞典をひくか、
その回数にあわせていけることが理想ではないでしょうか。
日本語で辞書を引かないのが怠慢だとか言うのではないのです。
言葉とのかかわりかたの、スタイルだと思うのです。
気になる言葉が見つかったときに、辞書を引いて語源までたしかめてみる人、
メモしてみる人、「ふうん」といい気分になって終わる人、別に気にせず忘れてしまう人、
みんなそれぞれでいいはずなんです。
外国語で意味がわからないからしかたなしに引くのは、ぜったい苦痛。
その苦痛から、できるだけ早く解放されて、楽しんで、
辞書を引くなら、引くこと自体を楽しめるようになるのが理想だろうなと。
「とにかく辞書を引け」とおっしゃる英語の先生も、コンサイスオックスフォード辞書を
生涯の伴侶とすべしとおっしゃる往年の学者さんも、根本は辞書を引くのを楽しみに
なさってる方で、国語辞典だって、ひきまくってるのではないでしょうか。
そんな先生方は、ふだん辞書をひかないことは怠慢だと思ってるにちがいないです。
ぼくは辞書コレクターかもしれませんが、国語辞典を引くことは1日3回くらい。
とっても少ないんです。だから多読の方法が気持ちいいんです。
たぶん、辞書を引く頻度をいろんな人の間で議論するときに、
普段、国語辞典とどうかかわってるかってところをお互い理解していないと、
かみあわないかもしれないなあと。
もちろん、この意見は、ぼくが100万語をはるか昔に通過して、かなり余裕のある
状態で発言しているので、
辞書をひきまくることを英語を読むことと、考えてこれまできてしまっている人には、
それなりのショック療法も必要だとは思いますが。
高速英文和訳問題のときもそうですが、せっかく多読という、苦痛なく英語と楽しく接する
ことのできる方法を知ったがために、「自分は英語で理解してるんじゃなくて、いまだに
日本語におきかえてるだけじゃないか??」とか悩んじゃう人いますよね。
多読がかえって悩みの種になってしまうのを見かけると、やりきれない気持ちがしてしまいます。
それにしても1日3回、国語辞典を引くというのはすごい!
少ないとはいえないと思います。わたしは井上ひさしのファンですが、井上ひさしさんが無人島に持って行く一冊は「広辞苑」だそうです。もっともいっぱい書き込みをしてあるんだそうですが・・・
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