「こっこ」さんという方からのメールです。
またしてもこどものすごさを思い知らされます。こっこさん、こどもをいちばんすくすく伸ばすには、「伸ばそうとしない」ことだと思います。いわば、できるだけ放っておく・・・ いや、生きていくことのすべてを放っておいたら逮捕されてしまいます。なんらかの能力をつけさせようなどと画策しないこと!だと考えてください。
はじめまして。
「親子で始める英語100万語」に触発されて、昨年の10月から小1の娘にORTの読み聞かせを始めたものです。5ヶ月がたち、ORTのstage5まで終了し、昨日stage6-7のセットを注文しました。
親が音読するだけで、時間もないのであまり丁寧な解説もせず、「○○って何?」と聞かれたときだけ意味を教えていました。読み方も文法ももちろん教えたことはなかったんですけど、ORTのオチにはゲラゲラ笑っていますし、最近は「自分で読んでみたい」とstage1+あたりの本なら音読できるんですよー!
ローマ字読みもできないのにどうして英文が読めるんだろう?と不思議だったのですが、ローマ字読みを知る前に英語に出会うことができたのは幸福なことなのかもしれません。あいうえおイコールaiueoだという悪しき固定観念が全くなかったわけですから。
まったくです。いま1年生なら、中学生までにゆっくりたっぷり英語に触れることができますね。中学生になると「悪しき固定観念」ばかりになりますから、できればそれまでに学校英語に負けない抵抗力をつけておきたい・・・ でも、多読は何歳からでもはじめられるので、焦る必要はありませんが。ま、できれば、ということです。
うちは2歳の息子もいるのですが、いつもは「その本よくわかんないし、つまらないよー」とばかりに猛烈に妨害してくるのですが、”Oh,no!”とか”What a mess!”といった短く、かつ何度も出てくる言葉になると必ず真似して言ってます。まさしく天然shadowing(?)彼は今日本語も習得途中なので、言語の獲得過程がよくわかって面白いです。発音も意味も「とりあえず真似してみる」「何度も使ってみる」という行為の繰り返しによって洗練されていくんですねー。
これがねえ、こども式シャドーイングの発祥の地なのですよ。「とりあえずまねしてみる」、「何度も使ってみる」・・・ やるなあ、こどもは。
彼らが学校教育で文法や辞書や逐語訳に出会う前に、put、get、takeなどの基本語の自然な使い方(日本人には難しいですよね)を身に付けてくれるといいなあと思っています
ここも、こっこさんにびっくり! そうです。そういう基本的な言葉や、単数複数、冠詞、時間表現などをこどもがどうやって獲得していくか、それはとっても大きな問題でね。わたしも注目しているところなのです。
これからもときどき報告をお願いします!
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