ある大学で多読クラスをやっている先生からの報告です。
酒井先生、こんにちは。
今日はうれしいご報告です。多読講座にある留学生が
参加していたのですが、その彼女についてのご報告です。
この人はなんと聴講生だということです。
単位をとるために多読をやっているのではないのですね。
それなのに、たぶんなぜ正解なのかはわからないけれど
全問正解してしまった・・・
多読がいかにも多読らしい試験対策になっていた・・・
もちろん試験対策にはいろいろなやり方があります。
わたしもさまざまなやり方を指導しています。
そうしたことはおいおい書きますが、
きょうのところはO先生の報告のつづきをお読みください。
彼女は、今、大学院への入試に向けて英語問題集を勉強しているそうで、その問題(文法問題か語法問題で、ある文章の括弧に適切なものを4択から選ぶ)を解いていたそうです。以前は、よく分からず出来なかったそうですが、今回、たぶんこれが合っている、という感覚で選んでいったところ、すべて正解だったそうです。彼女は文法を学校で正式に学んだことはなく独学だそうです。(だから良かったんだね、と思わず言ってしまいました。)
多読講座では8万語強読んでいます。そのほかに毎回シャドーイングをやっていたので、結構たまったのかもしれませんね。「先生のおかげです」なんて言われて、天にも昇る心地でしたよ。
うれしいですね、こういう学生が出てくると!
わたしの大学にもおなじ国から来た留学生がいますが、
英語ではない外国語を勉強したとかで、
日本の大学では本当に苦労するようです。
でもそういう人こそ、なんとかしてやりたいと思うのですよ。
そして多読はなんとかなる率が高いように思います。
その留学生に、酒井がすごいねと言っていたとお伝え願います。
O先生、また報告をお願いしますね。
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