3月5日(日) 「日本語多読 出版10周年を祝う会」のお知らせ

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私たちが日本語多読の本を作り始めたのが2002年 1 月でした。
その後、2006年に「レベル別日本語多読ライブラリー にほんご よむよむ文庫」(アスク出版)として多読の本が発売されてから10年が経ちました。

本の制作をしながら、国内外で多読普及のセミナーを開いたり、読みもの作成ワークショップを続けたりすることで、ようやく日本語教育の世界にも多読が少し知られるようになりました。昨年は「にほんご多読ブックス」(大修館書店)という新しいシリーズも出すことができました。

現在、私たちが作った多読本は合計132作になりますが、ここまで来る過程で、実に多くの方にご協力をいただいています。つきましては、お世話になったみなさまに感謝の気持ちを込めて、また、より広く日本語多読の存在を知ってもらおうと、「祝う会」を企画しました。

「日本語多読 出版10周年を祝う会」

日時:2017年3月5日(日)13:30~16:30(受付開始13:00)
場所:武蔵野プレイス4階 フォーラム
住所:東京都武蔵野市境南町2-3-18 <アクセス>
参加費:2000円(NPO多言語多読 準会員・正会員1500円)

プログラム(予定)

13:30 – 13:40 開会のご挨拶
13:40 – 14:40 講演「日本語を読むということ、書くということ」――― 林望先生

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日本語を読むこと書くこととはどういう営為なのか、言語の伝承を含めてお話しくださいます。林望先生には、NPO設立記念講演会(2002年)でもご講演いただきました。

(林望先生・略歴)
1949年、東京生まれ。作家・国文学者・書誌学者。慶應義塾大学文学部国文学科、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1984年から1987年まで、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の双方で研究のためイギリスに滞在し、ケンブリッジ大学のピーター・コーニツキ(Peter Kornicki)との共著である『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』を完成、1992年度国際交流基金国際交流奨励賞を受賞した。イギリス滞在中の体験から、イギリスの食文化に関する随筆『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)を執筆して、1991年に作家デビューを果たし、同作で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。1993年『林望のイギリス観察辞典』(平凡社・平凡社ライブラリ)で講談社エッセイ賞受賞。近年は『源氏物語』の現代語訳に取り組み2013年、『謹訳 源氏物語』全10巻で毎日出版文化賞特別賞を受賞。最新刊『謹訳平家物語』(全四巻)。

14:40 – 15:20 NPO多言語多読 レベル別読みもの出版の軌跡
写真や映像をご覧になりながら、しばしご歓談ください。
15:30 – 16:20 落語(演目は当日のお楽しみ!)――― 柳家小団治師匠

Kodanji-shisho古典落語の正統派・小団治さんには、にほんご多読ブックス(大修館書店)「落語」の朗読をしてくださっています。

16:20 – 16:30 閉会のご挨拶

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主催:NPO多言語多読/だれでも多読武蔵野