出版物
NPO多言語多読が執筆、または監修する書籍を紹介します。各言語の多読向けの本について詳しくは、特設サイト(英語多読、にほんごたどく)をご覧ください。
日本語学習者のための「レベル別読みもの」
レベル別読みものは、学習者が楽しくたくさん読めるように工夫された、多読用の読みものです。やさしいレベルから順に読み進めることができます。全ての作品に、ふりがな・挿絵・朗読音声が付いています。

レベル別日本語多読ライブラリー にほんごよむよむ文庫(アスク出版)

にほんご多読ブックス(大修館書店)

にほんご多読ブックス(NPO多言語多読版)

Web Tadoku Books (NPO多言語多読)

すらすら読める日本語多読アプリ(White Rabbit Press)
5つの主なシリーズ:
NPO多言語多読が執筆または監修するレベル別読みものには、5つのシリーズがあります。それぞれ発行元は異なりますが、どのシリーズもレベル分けの考え方やレベル別読みものとしての特徴は同じです。
実践者向け
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英語多読 すべての悩みは量が解決する!
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アルク
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著:繁村 一義、 監修・著:酒井 邦秀
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この本では、絵本から始めるオーソドックスな多読の説明と、そのやり方のアレンジの仕方を紹介しました。そして、多読からtadokuへ、読むから聞く、観る、話す、書く、趣味に活かす、仕事に使うへと、大きく広げていくときの足がかりとなると思います。Q&Aは、始める前や始めたばかりの人向けと、多読を実践中の方向けに、2つの章に分けました。tadokuの素材の紹介では、音や動画、オンライン大学などネット時代を活かしたものを豊富に載せています。多読の楽しさ、優しさが伝わればいいのですが。(繁村)
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快読100万語!ペーパーバックへの道
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ちくま学芸文庫
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著者:酒井 邦秀
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やさしい本からはじめる多読と多読三原則を最初に提案した本です。2002年出版当時、大変な非難を呼ぶ一方、慎重ながら支持する人もいて、今の広がりにつながりました。多読の原動力として今も版を重ねています。(酒井)
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Let’s スタート TADOKU! ~楽しい英語との付き合い方~
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NPO多言語多読
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編集:酒井 邦秀・みぃみぃ・Ernie・メロディ♪・Owly・雲山
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英語多読実践者のみなさん50人にアンケートをして、その回答をまとめた小冊子です。50人の人たちがどんな風に多読に入り込んで、どんな風に楽しんできたか、始める前、始めた頃、その後の悩みや喜びはなんだったか――実践者の肉声が聞けます。(酒井)
支援者向け
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日本語教師のための多読授業入門
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アスク出版
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監修:NPO法人日本語多読研究会、著:粟野 真紀子・川本 かず子・松田 緑
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「多読」の考え方、多読授業のやり方、多読向けの日本語の本の紹介、多読授業実践報告、学習者の声など、多読や多読授業を具体的に解説しています。
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多読のすすめ(無料)
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NPO法人日本語多読研究会
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監修:NPO法人日本語多読研究会
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日本語多読が始まったばかりの頃の多読授業実践報告、学習者の声などが収録されています。特に巻末の教師の座談会では、多読が始まったきっかけや初めての授業での驚きや喜びが語られており、10年経った今も色あせることがありません。
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※この小冊子は、NPO多言語多読の前身、日本語多読研究会が2008年に日本財団の助成をうけて制作したものです。
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教室で読む英語100万語―多読授業のすすめ
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大修館書店
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著:酒井 邦秀・神田 みなみ
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『快読100万語!ペーパーバックへの道』で社会人の間に広がった多読を学校などの場に広げたいと書きました。 多読支援を実施中のみなさんから体験談を寄せてもらい、とても実践的な手引きになりました。幸いその後多読支援の輪が広がり、今は学校現場でもほとんどの先生が多読を知るようになっています。(酒井)
図書館多読支援
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図書館多読への招待(JLA図書館実践シリーズ25)
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公益社団法人 日本図書館協会
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著:酒井 邦秀・西澤 一
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酒井理事長と西澤一理事が執筆、監修した図書館の司書さん向けの本です。この本には、すでに英語多読に力を入れている公的図書館や学校図書館の実例、また海外の日本語多読の例までもがつまっています。これを参考に、多読ができる図書館が全国に広がることをわたしたちは願っています。(事務局)
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図書館多読のすすめかた(JLA図書館実践シリーズ40)
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公益社団法人 日本図書館協会
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著・編集:西澤 一・米澤 久美子・粟野 真紀子
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辞書は引かない、わからないところは飛ばす、自分に合わないと思ったら次の本に移る、という多読の三原則について、『図書館多読への招待』(2014年刊)で紹介し、図書館に豊富な多読用資料があれば、利用者が自然に語学力を身につけることができることを紹介しました。本書はその続編で、多読の具体的効果、数々の実践例、英語多読だけでなく多言語多読への取り組みなど、豊富な事例を紹介しています。図書館が海外の言葉を自然と理解できる窓口になれることを、多くの方々に実感していただける一冊です。
ことばについて
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さよなら英文法!多読が育てる英語力
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ちくま学芸文庫
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著:酒井 邦秀
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学校英語の「外国語認識」には根強い先入観があります。その中で代表的な「時間表現」、「語順」、「決まり文句」などの誤解を詳しく解説しました。有名教授、大人気作家などの翻訳を採り上げましたが、反論はまだありません。議論になったらおもしろいのに・・・。(酒井)
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どうして英語が使えない?―「学校英語」につける薬
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ちくま学芸文庫
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著:酒井 邦秀
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英和辞典の根本的な欠陥など、学校英語の矛盾を鋭く突きすぎて、英語教育界から総スカンを食らった本です。指摘した矛盾に正面から反論した人はいない一方、指摘を受け入れて改善された様子もなく、この本の批判は残念ながら今でもそのまま通用します。(酒井)