7月の体験会も盛況でした。午前と午後の2回に開催し、32名(事務所で開いた体験会としては過去最多!)の参加がありました。今回も参加してくださった方の声を紹介して、報告に代えたいと思います。
まずは午後に参加された方のブックトークから・・・
私はごちゃごちゃした絵を見るのが苦手。ORT(Oxford Reading Tree)の中の何かを発見するというのも、疲れました。ただ、Elephant and Piggy はとてもシンプルなので、すごく好きになりました。
多読では「絵を見る」ことも大事ですが、それよりもっと大事なのは、原理・原則の手前にある実践者一人ひとりの気持ちです。こうして率直な意見を語ってくださることはとてもありがたく、他に気に入るシリーズを見つけてくださったようでホッとしました。
次に、講座でも人気の絵本作家 Shaun Tan の文字なし絵本 Arrival が気に入ったという女性は・・・
絵を見るのも、絵本も大好きですが、こういう字のない絵本を見るのと、英語ができるようになるのと、どういう関係があるのかわかりません。
また、他の何人かの方は・・・
つい絵ではなく、文字を見てしまうし、わからない単語にぶつかるとそこで止まってしまい、辛くなる
どちらもよく聞かれる、当然の感想だと思います。
これが多読講座なら、まわりに多読を楽しんでいる受講生がたくさんいるので、その様子を見聞きしながら、自分に必要なだけの時間をかけて少しずつ多読に馴染んでいくことができます。でも、体験会は2時間しかないので、ノンフィクションなどORT以外の絵本もたくさんテーブルの上に並べ、絵本だけでなく動画も見て、担当者が手分けして参加者のみなさんに様子を聞いて回り、一人ひとりの好みに合う素材や方法を紹介します。また、さまざまな質問には、多読実践者としての自らの体験をお話ししています。
さて、今回はうまく多読のことを伝えることができたでしょうか!? アンケートから感想を抜粋します。
- やさしい絵本を読むことによって、自分に自信が持てるようになってきた。また、辞書を引いてはいけないということの理由が納得できた。
- 理解できなくても進めていいとわかり安心した。
- もっと楽に英語を勉強できることがわかった。文字より絵に意識を向けると、楽しめることがわかった。
- 今までの考えをくつがえす内容で驚いた。
- 文字以外の情報を読み取ることが大切。
- とても楽しめました。文字より絵、画を見る方が好きなので、自分に合っているかも?と思いました。
- 2時間があっという間でした。楽しかったです。
- 本だけだと難しい気もしますが、動画も含めて始めれば入りやすいかなと思いました。
- 本を純粋に楽しむことが大事ということがとてもうれしかったです。本を作っている(編集)人間なので。
- たくさんの種類の本を紹介していただき、とても参考になりました。
- Jamie Oliver の動画が特に楽しかったです。
- これまでの学習方法と異なり、興味を持って取り組めそうなので、早速実践してみたいと思いました。
- 発音の分からない単語はいずれわかるよ~と子供に伝えたいと思いました。日本語の本で分からない言葉・漢字をとばすように。
- 自分のレベルより上でも「それは読めないよ」などは言わないで、楽しめるならそれでいいなと思いました。
- どうやったら短期で受験のための英語を身に付けられるかと目先のことばかり考えていましたが、純粋な気持ちで本を英語を絵を楽しむことを思い出しました。
次回の「ゼロからはじめる英語多読体験会」は、8月11日(日)の開催です。
さらに、翌日の12日(月)、13日(火)は、夏休み企画として「字幕なし多観」と「シャドーイング」の特別講座があります。どちらもふるってご参加ください!
(会員・多読講座卒業生katobushi)