5月4日「JFKL多読サロン」@国際交流基金クアラルンプール日本文化センター

LINEで送る
Pocket

3月23日の国際交流基金クアラルンプール日本文化センターでの多読ワークショップを受け、早速多読イベントが始まったそうです。担当の丸谷さんのご報告です。

国際交流基金クアラルンプール日本文化センター(JFKL)では、初めての多読イベント「JFKL多読サロン」を2019年5月4日(午前10時~12時)に実施しました。
当日は、はじめに10分ほど多読のやり方についてガイダンスをおこない、その後の1時間を本を選んで読む時間にあてました。参加者には、まずはレベル0か1の本を読み、その後は興味を持った本にどんどんチャレンジするよう伝えました。

JFKL-1

 

1時間の読書のあと、自由にグループに分かれて約30分のブックトークをおこないました。

JFL-2-3

最後に、各自好きな本を手に記念撮影をして2時間のイベントはお開きとなりました。

JFL-4

今回の多読サロンには40名以上の参加者があり、先生と一緒に来た中等学校の生徒さんもいました。アンケートでは全員が「とても満足した」「満足した」と、良い評価をしてくれました。読む時間がたっぷりあったこと、ブックトークで楽しいおしゃべりができたことが高い満足度につながったようです。「また参加したい」という声も多数寄せられました。
準備した本は、多読用の冊子や本220タイトル、絵本・漫画・アニメブック・一般図書50タイトル、冊数にすると300冊ほどをレベル別にテーブルに平置きにして並べ、選んでもらいました。
レベル0~1を読んでいる人が大多数でしたが、レベル2、3にチャレンジしている人、レベル4、5を眺めている人も何人かいました。どのレベルの人にとっても、十分な数の本を提供できたのは、とても良かったと思います。
JFKLのスタッフ(日本語教師、図書館司書など7名)は本を選ぶ手伝いをしたり、「こんな本もあるよ」「読んだ本は、どうだった?」などと声をかけたりしようとスタンバイしていましたが、大半の時間は自分たちも本を読んだり、参加者といっしょにおしゃべりしたりして、楽しんでしまいました。
今回の多読サロンが好評だったのをうけ、今後も定期的にJFKL多読サロンを開くことになりました。(https://www.jfkl.org.my/events/tadokusalon2019

「多読のタネ」がマレーシアでも少し芽を出しました。うまく育って、JFKL多読サロンが楽しいイベントとして続いていくことが、私どもの願いです。

(国際交流基金クアラルンプール日本文化センター 丸谷しのぶ)