5月18日(土)大田区立羽田図書館で英語多読講演「英語多読の進め方」報告

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東京の大田区立羽田図書館で、酒井理事長による講演会「英語多読の進め方」が開催されました。
正会員・新理事の小川和子さんの報告です。

参加者は約20名でした。
今までのやり方では身につかなかった英語を使えるようになるために、なぜ多読なのか?
いつもの通り、今までの英語学習の残念な点から始まり、多読三原則の説明、Oxford Reading Treeを使った多読体験へと続きました。
「じゃあ、今まで自分のやってきたことは全部間違っていた?」と笑いながらも軽くショックを受けている方も。

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この日は質問が活発でした。
「英語には関心がなくて、ドイツ語を多読でやってみたい」(酒井理事長によると、ドイツは世界で一番日本のマンガが訳されている国だそうです)
「従来の英語学習にずっとはまっていた。脱するには、今日のような本ですか?」
「(ORTのような)本が手元にないときは、どうすればいいですか?」この質問への答えは、もちろん「まず、ここで借りてください」でした。

羽田図書館では、多読に適したやさしい本の人気シリーズが、この春も新しく入りました。地元の利用者さんが始めた図書館多読サークル「たどくクラブ羽田」もあり、多読を始めるのには恵まれた環境です。
人気のORTが貸出されていても、図書館多読用に当NPOに寄贈されたStage1~5を、NPOが羽田図書館に閲覧用としてお貸ししているので、クラブではいつでも読むことができます。

講演会の話題とは離れますが、このNPOから羽田図書館への貸出本(もとは、多読のベテランさんが十数年前に購入されたもの)と現在発売されているORTでは同じタイトルでも絵がかなり違います。小学1年生のTさん、違う!と気がつき、先日のたどくクラブで話題になりました。Wilmaは前はスカートをはいて木に登っていたのですね!Tさんは前に読んだ新しい版の絵をよく覚えていて、大人に教えてくれたのです。
本の情報や楽しさを、世代を超えてお互いに交換できる図書館多読サークルが、今後さらに増えていくことを期待しています。
多読講演会が、そのきっかけになればと思います。
小川