オハイオ州オーバリン大学から日本語多読の報告!

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アメリカ・オハイオ州オーバリン大学のK先生からの報告です。
K先生は、夏にNPOを訪問、英語多読講座を見学されました。
新学期から日本語多読の取組みを始めたそうです。

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今年の4月から5月にかけて、大学と掛け合い、「よむよむ文庫」を図書館と言語学科の入っている建物に一セットずつ購入しました。
週に一回、「日本語テーブル」で、お昼の時間を一時間利用し、学生が多読用の本を読んでいます。
そこでは、簡単な「読書記録」を書いてもらっています。読んだ本の名前、面白さを4段階で評価し、感想欄が一行あります。そこで読み終わらなかった本は、図書館で借りられるように、図書館にもセットが置いてあります。

nihongo-table1

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また、図書館の司書さんと話し合って、秋学期の始め2週間ほどを利用した多読図書の展示も今週から始まりました。
5.Tadokuexhibit3

3.Tadokuexhibit1

4.Tadokuexhibit2

学生の反応は、まずまずといったところです。
やはり「易しいレベルから読む」というのが難しいようで、いきなりレベル3の本を手に取る学生も多く見られました。
今学期が終了したらまた学生たちにも感想を聞いてみたいと思います。

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天井の高い部屋で、ゆったりとしていて気持ちよさそう。みんな、どんな気持ちで読んでいるのでしょう。
どの本が人気があるのかな。みなさんをもっとわくわくドキドキさせられるような本を書かなくっちゃ・・・。

図書館での多読図書展示もいいですね。多読の説明や多読のルールの掲示もあるようですね。それにしても、図書館との連携ってすばらしい!アメリカの大学では、南カリフォルニア大学をはじめ、図書館の司書さんの協力を得て、多読が広まりつつあるようです。「よむよむ文庫」を入り口に、絵本や児童書、ベストセラーと日本語の読書が広がっていくといいですね。
(粟野)