6月6日 ノーステキサス大学の学生と多読ワークショップ!(その2)

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ノーステキサス大学の学生さんとの多読ワークショップ報告の続きです。
第2弾は、大学生の感想と、大学生と日本語のおしゃべりに付き合ってくださったNPO多言語多読の英語多読講座生の感想です。

この日、多読の後に、せっかくだからと日本語でのおしゃべりの時間も設けました。
学生さんにとっては、日本語教師ではない日本人と話す貴重な機会です。
直前にNPO多言語多読の会員のみなさんにも呼び掛けたところ、お二人の英語多読講座生、Tさん、Iさんが参加してくださいました。

このおしゃべりタイムでは、いつ日本に来たとか、きのう渋谷に行ったとか明治神宮に行ったとか、これからどこへ行くなど身近な話題で盛り上がったようでした。

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Tさんの感想をご紹介します。

「出来れば日本語で(会話をしてください)」と言われてスタートした学生さん達の自己紹介でしたが、中には完全に話すこと自体が止まってしまう人もいました。

こちらは「ゆっくりでも英語混じりでも良いよー!話すの待ってるよー!」
という気持ちでいましたが、全く言葉が発されないと推測もサポートも出来ないものなんですね。ようやく分かりました。

これまで習う側しかやっていなかったので、
「間違えるの恥ずかしい」
「日本語が入ったら向こうは分からないだろう」
という思っていました。で、分からなくなったら無言で止まってしまう。

でも何語でもいいから何かしらを発し続けることで(話す意欲を見せることで)、一緖にいる人達と協働で会話は進めていけるんだということを実感しました。

きっと(大学生たちが、この夏の)研修期間の後半にもう一度Tadokuを受けたら、すごく読めるようになっていることに気が付いて、学生さんたちも楽しいだろうなあと思いました。

 

間違ってもいいから、なにかしら発し続けることが重要・・・外国語の会話では大切なこと、でも難しい! 今頃大学生たちもそれに気が付いているかもしれません。
Tさん、Iさん、参加してくださってありがとうございました。
また、こんな機会があったらぜひ、講座生のみなさん、参加してみてください。

さて、最後に、アンケートより参加大学生の感想を一部紹介します。

・たのしかったです。I enjoyed reading many different books in Japanese!  Many different stories!
・かわいいほんがたくさんあります。ほんをよめると、たのしくなります。
・私はげんきになりました!
・このワークショップはとてもたのしいです。日本語をはなして、じょうずになりたいです。
・The snacks were delish. りょうさん is the best. The ladies were super nice and helpful.
・It was fun to read these books and any word I didn’t know I was able to understand because of the pictures. It was a good way to learn new words!
・ほっかいどにすみたくて、ニホンザルはおんせんに入るを見たいです。
・ワークショップで読むけいけんはよかったと思います。これから、もっと日本語の本を読みたいです。
・あたらしいことばをおぼえました。
・日本語を読むのが手上(ママ)になりました。ありがとうございます~。
・こんど、まんがをよみたいです。
・I liked the variety of stories so I could try reading about different kinds of stories.  I liked how the workshop built up with guided easy reading leading to self-selected books at different levels. Reading books of my choice was the most fun.

 

 

彼らはこの後、名古屋で1週間ホームステイをし、京都へ移動するところで大阪の地震で新幹線が止まってしまったそうです。3時間待ってノロノロ運転の新幹線に乗り、京都の宿舎についたときは先生はぐったり、でも学生さんたちは元気いっぱいだったそうです。今頃は東北でしょうか。
来学期はぜひ、大学で多読の続きを楽しんでください!

(粟野)