2023年11月12日（日）に、今年で10回目（10年目）となる「シンポジウム『図書館多読への招待』」を町田市立図書館にて開催（同館との共催）しました。
午前は、一般の方・図書館関係者向けの多読講演＆ワークショップ、午後は図書館関係者向けの実践報告とワークショップを行いました。多読講演は、NPO多言語多読の酒井理事が講師を務めました。まずは、午前の部の報告を開催館の屋代さんにしていただきます。
11月12日（日）に町田市立中央図書館で、酒井先生をお招きし、英語多読基調講演「英語多読への招待～図書館の森に多読の木を植えよう！」を開催しました。
英語多読をより多くの方に知ってもらい、活用してもらえるように、初心者向け（入門編）として、英語多読の基本的な進め方を伝え、実際にORT（Oxford Reading Tree）を読んでもらい、楽しみながら英語多読に触れてもらうという内容で行われました。当日は２０代の方からご高齢の方まで幅広く、46名の方にご参加いただきました。
講演会の中では、従来の英語学習と英語多読との違いや、英語多読の進め方についての説明がありました。参加者は大きくうなずいたり、真剣にメモを取ったり、酒井先生の話を懸命に聞き入っている方もいました。酒井先生が参加者に質問をしたり、実際に英語多読の絵本を読んで英語多読に触れてもらったり、英語多読の楽しさを細かいところまで教えていたのが印象的でした。
講演会終了後に、酒井先生に質問されている方やホール内の英語多読資料や絵本を手に取り、ご覧になられている方も多くいました。以下は、参加者アンケートの抜粋です。
- 英語に対する認識がかなり変わりました。英語は楽しい(勉強)遊びなのかもしれないと思いました。
- 酒井先生のお話がとても楽しくて新しい発見が沢山でした。
- 英語は何度も挫折してきましたが、この理由が今日わかったので、今度こそできそうです。
- 学校教育とは違う英語に対するアプローチを実感しました。
これからも多くの人に英語多読を楽しく行って頂けるように、町田市立図書館では引き続き、多読コーナーの充実や多読講演会の内容を検討していきたいと思います。
（町田市立図書館 屋代）
報告②につづく
（小川、米澤、事務局）