9/18(月・祝)子どもの日本語学習に「多読」を取り入れよう!@八幡市文化センター 報告

LINEで送る
Pocket

去る9月の連休中に、京都府国際センター主催のオンラインセミナーで「多読」の話をしました。
参加者のみなさんは、八幡市文化センターに集合、私(粟野)はスクリーン上で多読の紹介をし、後半は、実際に多読向けの図書をみなさんに読んでいただくワークショップも行いました。

参加されたのは、子どもの日本語教育支援やボランティア教室で日本語支援をしている方、20名。
予め「島」の上には、たくさんの多読向け図書(英語の多読用図書も!)が置かれています。
恒例ですが、話の前に、「多読についてご存じですか」と聞きました。ほとんど知らない方が多かったようです。まだ、「多読」も全国津々浦々にはほど遠い!でも、だからこそ、こういった機会は大変ありがたいです。
まず、多読について自分の経験を交えてご紹介しました。
実際の多読の様子も動画で紹介。
日本で生きていく子どもたちのために、読み書きに自然に慣れる方法としても多読は有効だとお話ししました。「国語」だけでなく、あらゆる教科学習にもつながります。

5分の休憩の後は、実際に、目の前にある本を手に取ってもらいました。
画面越しにも、みなさんが熱心に本に手を伸ばす様子が窺われました。ブックトークもしていただき、全体でシェアもしました。英語の字なし本を紹介してくださる方やマンガに言及する方も。
みなさんに馴染みのない「多読」の世界、少しでも具体的にイメージできたとしたらうれしいです。
限られた時間であれも、これもはできず、スクリーン上からみなさんの反応がなかなか読み取れませんでしたが、事後アンケートを読んでちょっと安心。
「勉強になった」「多読の意味や効果が理解できた」「日本語支援に取り入れたい」「言葉がない、少ない本でも味わい深い本がたくさんあることを知った」などの感想を書いてくださいました。
そして、さらにうれしいことに、参加した方が24日の「読みもの作成入門講座」に早速、申し込んでくださいました!
これをきっかけに「多読」にアンテナを立ててくださる方が増えることを期待しています。
次回はできれば対面で!!
(粟野)