6月24日にメキシコ日本語教師会の南部支部で勉強会「 多読体験しよう」が開催されました。
準会員の多武芳恵さんが講師を務め、多読とは何か、ルール、読み方、教師の支援の仕方などを話されました。参加者は、日本語教師2名と学習者6名。実際に日本語多読の本を手にして読んだり、ブックトークをしたそうです。
以下は、多武さんの報告です。
参加者は、多読のやり方について概ね理解したようで、実際に多読の本を読む時間はみな集中して読んでいました。また、ブックトークの時間もそれぞれ読んだ本についてたくさん話を
していました。つぎの本を選ぶときに隣の人に訊いたり、 ブックトークも自分が読んだ本を見せながら話していたところが、 対面ならではの良さだと感じました。ただ、対面では参加できる人および人数が限られてくるので、 今後、オンラインでの開催も検討したいと思います。
また、今回は実際の本を手に取って読む多読が中心だったので、TADOKUつまり多観、多聴も体験する勉強会も開きたいと思います。加えて、学習者からまた多読をしたいとの要望があったので、 学習者向け多読の会を今後開く予定です。 小さい会ではありましたが、
少しでも日本語の本を読んでいく大切さ、 多読のやり方が分かってもらえたのであればよかったかなと思って ます。
体験をした学習者のみなさんが「また多読をしたい」と言ってくれたんですね!大成功ですね。ぜひ続けていってほしいと思います。
(粟野)