8月11日(木)、「親子で多読!読み聞かせ&相談会」をオンラインで開催しました。祝日ですが、11組の親子にご参加いただきました。講師は筆者、荻野藍(理事、親子多読講座講師)、そしてアシスタントを藤原愛(準会員、英語多読講座担当)が務めました。
参加してくださったお子さん一人一人とごあいさつをした後、画面をシェアして2冊の絵本の読み聞かせをしました。
1冊目は、Oxford Reading Tree の By the Stream
(Oxford OWl より ※アカウント登録すると無料で200冊近くの本が読めます。)
表紙を見ながら、「Kipperのこと知ってる人?」という質問を投げかけると、何人かのお子さんが手を挙げてくれたので、同じようにクイズ形式で他のキャラクターの名前も聞いてみたところ、活発に質問に答えてくれました。また、「Kipperはどんな顔をしている?」「どうしてそんな顔になっちゃったのかな?」と言うと、また何人かのお子さんが元気よく自分の考えを話してくれました。オンラインとはいえ、会話のキャッチボールがとてもスムーズだったので、読み聞かせをしている方もとても楽しかったです。
2冊目は、I Love Poems シリーズの Pat a Gnu
(eステより ※無料会員登録すると途中まで本を読んだり聞いたりできます。)
日本人にとっては馴染みが薄いかもしれませんが、英語圏の子どもなら誰でも知っている “Hey, Diddle, Diddle” “Humpty Dumpty” がなんと歌付きで楽しめる絵本です。なんとなく聞いたことがあっても、何について歌っているのかわからない曲って結構ありませんか?お歌が好きなお子さんには、歌付きの絵本がオススメです!
続く絵本紹介では、次のような絵本をご紹介しました。Paw Patrolが大人気で、みなさん、お人形やDVDをカメラで映して見せてくださって、非常に盛り上がりました!
後半は保護者向けのお悩み相談会で、まずは多読三原則について触れた後、事前にアンケートにご記入いただいたご質問を大きく5つに分け、それについて一人一人にお話を伺いながら講師の考えも少しお伝えしました。
- 子どもが絵本に(もしくは英語に)興味を持ってくれないので、一緒に楽しめるようなヒントが欲しい。
- 和訳をしないなら、子どもに「これ(英単語を指して)って何?」と聞かれたときどうしたらいい?
- 今の子どものレベルと絵本のレベルが合っているかわからない。そしてこれからどうやってレベルを上げていけばいいのかわからない。
- 小さい頃から英語を取り入れて、母語である日本語に悪影響はないの?
- 読み聞かせから、どうやって自力読みに繋がるかがわからない。フォニックスやサイトワードを取り入れた方がいいの?
今回は90分という短い時間の中で、参加者のみなさん一人一人の声を聞くことができ、とても貴重な機会になりました。イベントの途中にも、「子どもがこの本にとても食いついていた。興味のある本がわかって良かった。」「焦らなくていいんだと思えた。」といった感想をいただきました。みなさんのお話をもっと聞きたいので、またどこかでお会いできたら嬉しいです。今後もこうした機会を設けていけたらと思います。
9月からは、「親子多読講座」の2期目が開講予定です。親子での多読にご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。
(理事 荻野 藍)