英語多読特設サイト:YouTubeのオススメ動画を紹介するページができるまで③

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「YouTubeのオススメ動画を紹介するページ」の報告――第三弾は、カイさんの字幕なし多観体験談です。カイさんはNPOの会員で、愛知県の多読の集まり「大府で多読 英語で本を読み隊」で参加者のサポートをしている古くからの「タドキスト」です。今回のプロジェクトでは動画のリサーチや選考、テーマの企画から紹介文の執筆まで、多くのパートを担当しています。

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YouTubeは面白い! 多読と多観

私、カイは英語の音が苦手でした。
シャドーイング、オーディオブック、聞き読み、子供向けアニメ、海外ドラマ、
全て挫折です。

この15年の間に何度となく挑戦しましたが、
「出来ない訳ではないけれど続かない」
そんな状態です。
音は私には合わないのかな?と諦め気分だった2019年5月、
酒井先生の講演会に参加しました。

そこで酒井先生が紹介してくださったYouTube の動画が面白かった!
新サイトでも選ばれているこちらです。

全部は聞き取れないのですが、
とにかく美味しそうで、豪快で、
“Water” “Water”と言いながら、水を入れる動作に爆笑しました。

あれ?楽しい。
私、これ楽しいし、好きだ。

動画への苦手意識がスルッと抜けました。
そこからわずか3か月後、 #字幕なし多観 のサイト作りに参加し、
8月〜11月までの間に大量の動画を観ました。

みんなで意見を出し合って、好きな動画を教え合って過ごした4ヶ月。

そこで気づいたことは、音が苦手だと思っていた私にも
楽しい動画はたくさんあるということ。
人にオススメしてもらうと、それを観たくなること。
面白い動画を見つけると、誰かに話したくなること。

短期間に2,000を超える動画を観ました。
そして耳が進化しました!

こんな事がありました。
公開間近のサイトを見直していたら、
選んでいた動画が観れなくなっていたのです。
どうやら削除されてしまったようです。

動画を選び直さなくてはいけません。
困った、困ったと思いながら、落選させた作品を見直していたのですが、
ビックリするぐらい楽に観れるのです。

え?これ、なんで落選させたんだっけ?
私、英語が聴き取れなくて落選させたんじゃなかった?

『難しい』と感じて落選させた作品が
『簡単』に感じるのです。
自分でも気づかないうちに耳が成長していました!
進化していました!

私がやった事は「自分が好きな動画をたくさん観ること」
好きな事をやっているので辛くもないですし、
趣味ですから勉強をした意識もないです。
新サイトの為の動画集め作業は終わりましたが、
今でも英語のYouTubeを観るのは習慣になっています。
ほぼ毎日、何か動画を観ている生活、
完全に生活の一部です。

YouTubeは観れば観るほど好みに合った動画をオススメしてきます。
「あなた、これ、好きじゃない?」
友人が薦めてくれるように、YouTubeが提案してくれます。

オススメに従って観るのも楽しいですし、
自分の趣味の分野や専門の分野の動画を検索するのも楽しいです。
自分が知っている事だと英語でも理解しやすくてワクワクします。

個人的には、テーマ25選の”Cool job “で選んだ「癒やしの効果 〜病院で活躍する仕事〜」
Child Life Specialist (CLS)の動画は個人的な体験が紐付いていたので、とても分かりやすかったです。

私がボランティアで関わった子どもの為の病院、
そこでCLSさんが子ども達に分かるようにと、
人形や紙芝居を自作して、治療の説明をしていた姿を思い出しました。
「遊びは子どもには絶対に必要な事なの!」そう熱く語っていた姿を思い出しました。

NPO多言語多読のサイトは #字幕なし多観 の入口です。
ここから、一人一人の興味に従って、新しい動画の世界が広がっていくことでしょう。

私は新サイトのお陰で家のリフォーム物を見るようになったり
読みたい本をYouTubeで探すようになりました。

YouTubeには思いがけないジャンルがたくさんあります。
皆さんがどんな動画を見つけるのか興味津々なカイです。

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YouTubeのオススメ動画を紹介しているページはこちらです。
みなさんのオススメや字幕なし多観体験談もぜひ聞かせてください。
投稿先は、

報告シリーズ、もう少し続きます・・・

(事務局 katobushi)