1月19日(日)多読祭り@新宿区立四谷図書館 第2弾 報告!

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1月19日、新宿区立四谷図書館では、昨年に引き続き、「四谷多読祭り」が行われました。
司書の滝口さんに紹介していただきます。

1月19日の日曜日、新宿区立四谷図書館で四谷多読祭を行いました。講演会と相談会
の開催は昨年度に続いて2回目です。

まずはNPO多言語多読副理事長の繁村先生による経験者向け講座です。
「多読をしていて疑問や不安に思ったことはありますか?」というOpen-Up Questionから始まると、「ORTは楽しいが、次に何を読んだらいいか…」「子どもに読み聞かせをしていたが、最近自分で読みたがる。どう導けばいいか」など次々に質問が上がりました。
音読についての話から、聞き読み、シャドーイング、字幕なし多観、さらに多書の体験に移りました。多書(Free Writing)は初めてという方がほとんどで、みなさん一生懸命ペンを走らせていました。

多読を続けるときにYL(読みやすさレベル)ばかり気にしないこと、中断してしまってもいつか再開すればいいこと、多書で間違えても添削はしないことなどを教えていただき、肩の力が抜けたという方もいらっしゃいました。


いつもより少し短い(密度の濃い!)講演会終了後、同じ会場で「だれでも多読相談会」が始まりました。

多読クラブやサークルを持たない四谷図書館では、「他の多読をしている方々と話せる機会がほしい」という要望が寄せられていました。そこで、講演会の後で「だれでも多読相談会」と称した申込不要、出入り自由の時間を設け、資料を見ながらアドバイスをもらったり、気軽に話をしたりできる機会を作ることにしたのが去年のことです。

相談員をお願いしていたNPO多言語多読の酒井先生、小川さん、鈴木さん、四谷図書館が多読に取り組み始めたころからずっと多読を続けてくださっているSさんが参加してくださいました。さらに、江戸川区立西葛西図書館の英語多読くらぶ「E-TadoClub」のAさんも参加してくださいました。実はAさん、江戸川区に多読資料がなかったころは四谷図書館に来館してくださっていたとのこと。四谷で多読を始めた方々を相談員としてお迎えできることを本当にうれしく思います。

講演会から引き続き20名ほどの方が、さらに相談会から参加して下さった方も10~15名ほどいらっしゃったかと思います。実際に本を手に取って、自身の好みに合った本を探すためにアドバイスを受ける方、NPO多言語多読HPの「はじめての『字幕なし多観』おすすめ動画(https://tadoku.org/english/youtube-videos/)」でどんな動画があるのか相談員の方と一緒に確認する方、親子でいらっしゃって読み聞かせをされる方。また、これから始める方やすでに始めている方同士でお話をしたりする姿も見受けられました。

1時間あまりの相談会はあっという間に終わりの時刻を迎えました。「明日からまたいろいろな方法でTadokuを続けていきます!」と言って帰られた方に背中を押された多読祭になりました。会場でのご案内などが十分ではありませんでしたが、相談員のみなさまにいろいろご協力いただき、なんとか無事に開催することができました。

四谷図書館の今年度の多読講座はこれで終了です。参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。来年度も四谷図書館でお待ちしています!

以下、アンケートからの抜粋です。

  • 多読以外の多聴・シャドーイングの面白さがわかりました。
  • 講師の先生が気楽にと最初に言ってくださったので、自分の中での疑問に向き合うことに集中してお話を聞くことができました。自分のペース、興味に合わせて進めて行けば良いとわかり、これから益々Tadokuを楽しめそうだと思いました。またこういう機会がありましたら、参加したいです。
  • 多読をしている人同士のお悩み発表&相談会みたいなことを企画していただけたら参加したいです。
  • 多聴・多読・シャドウイングなど言葉で知っていたことが明確になった。
  • ただ読むだけでいいのか?について気になっていました。聞く→話す・書くへの広げ方がわかり、大変参考になります。
  • 自己流のやり方で行っていたので、具体的に方法を知ることができて安心しました。
  • inputとoutputのことを改めて教えて頂けたのでとてもよかった。

(滝口)