1月19日(土)港区立みなと図書館多読講演 「英語多読、はじめませんか?」第2回報告

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東京タワーのほとんど真下と言ってもよい場所にある、港区立みなと図書館にお邪魔しました。
2018年7月の第1回「英語多読、はじめませんか?」から半年、NPO多言語多読理事長、酒井邦秀が行う2回目の講演・ワークショップがありました。

前回に引き続いて参加された方が全体の三分の一くらいで、あとは初参加の方が多いようでした。 そのため前半は初めての方に向けての多読三原則の紹介や、ORTを使った絵をよく見ることから始めるワークショップがありました。メガネ探しや変なおじさん探し、最初は戸惑い気味だった人たちも、一つ見つけると段々乗ってきます。比較的参加者の年齢が高かったこともあってか、おなじみの“Cat in the Tree”からのinやonの話題などへの反応がよく、どうやら目から鱗を落とした人が多かったようですね。

休憩をはさんで後半はいよいよ音を巡る話題。日本人が苦手な子音の耳障りな強い音、失敗談が豊富にあるので、これは説得力があります。一つ一つ単語をきれいに発音したところで、ネイティブには一まとまりのフレーズとしては聴いてもらえない、解ってもらえない。落ちる音と残る音、英語の発音にはメリハリが重要なこと、この辺でかなり耳から栓が落ちたようです。
では実際にどのように自然な英語の音を取り込むかということで、イギリスの子ども向けのアニメ “Peppa Pig” を鑑賞しました。 口周りの緊張もほぐれてきて、音を巡るワークショップも佳境に入ったところで、無情にも時間切れ。後半の後半が駆け足になってしまったのが少し残念でしたが、どうやら3回目もありそうなので、次回を待ちましょう。多読からTADOKUへ、音や会話への発展・進化の先行きが楽しみです。

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(少しずつ充実してきた多読コーナー!)

みなと図書館の多読図書にはNPOの蔵書にはないレベル別読み物(GR)のシリーズもありました。それぞれ専用の請求記号が付いていて、利用者への配慮が感じられました。こうした図書館多読の輪が更に広まってくれることを願って止みません。

以上、図書館多読育ちで、かつてみなと図書館の洋書のお世話にもなったNPO会員・Owlyの報告でした。
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【参加者アンケートより抜粋】

★今回の講座で印象に残ったことは…

・Climb→登る、でない A→×1つの、〇いわゆる1つの the→意味はない 等。発音について、失敗談について。
・Oh,no.said everyone.倒置法はリズムで決まる。文法的に説明できないことがある。読む速さと点数が比例する。ネイティブスピーカーの賞味期限。
・先生のロンドンでの体験!!Tea→Key 1つの単語でもこんなに難しい=伝わらない ということがとても印象に残りました。
・teaはkey
・日本語と英語では同じ音が無いという事。
・実践的な講義だった
・学校教育は間違い
・発音の違い。 ・音の違い。 ・英語の発音
・とにかく音に慣れる、英語の耳にする。
・辞書は捨てなさい!はショッキングで理由もよくわかって納得しました。
・Test用の勉強は無駄という主張。絵からイメージを掴むということ。
・かんたんな本をみてよむことを多くすることでいいという事

以上

(事務局)