雨の6月13日、荻窪のエベレスト・インターナショナルスクールにお邪魔しました。
エベレスト・インターナショナルスクールは、2013年に南阿佐ヶ谷に誕生したネパール人のための学校で、プレスクールから現在、小学校6年生までの子どもたちがネパールのカリキュラムで勉強しています。
入学者が増えて、いまは塾を借りて荻窪でも授業を行っています。
ネパール語はもちろん、英語にも力を入れていて、さらに日本語の習得も目指しているそうです。
子どもたちの日本語のレベルがかなりバラバラであること、絵本から楽しく自由に日本語にたくさん触れて日本語力を伸ばしてほしいことから、S先生が多読を導入されています。
午後、最初の授業は3年生の多読授業を見学しました。
21人のかわいらしくも元気いっぱいの3年生は、今日が初めての多読です。
とにかく最初から最後までこんなににぎやかな多読授業ははじめて!!
先生の、多読のやり方の説明を聞いて、早速、大騒ぎしながら、一人一人本を手にとりました。
途中、先生が日本語能力に応じて、「これ、読んでごらん」と「よむよむ文庫」のレベル0を進めたり、レベル1の昔話などを勧めていました。
たいていは、まだ日本語を一人で読めないので、絵を見て隣近所と賑やかにおしゃべりしたり、次々に本を変えたり。
特に男の子はもう全然じっとしていません!
それでも読めるものを見つけた子どもたちは、集中力を見せていました。
「よむよむ文庫」レベル0にハマる子も。
次は4年生の授業。
9名と少ないけれど、それでも多読授業はパワフルに進行します。
男子は何の本に群がっているのでしょう。
答えは、たくさんのふしぎ「トイレのおかげ」。本を隠しながら、写真やイラストを面白がっていました。
何しろ、この歳の男子は「う○ち」や「お○り」が大好き。興奮気味です。
それに比べてさすが女子。よく読める子が他の子に説明しながら楽しんでいました。
こっちの男子は、赤ちゃん絵本「あっぷっぷ」を見ながら百面相です!!
子どもたちの元気に圧倒された2時間でした。
このまま、本好き、日本語好きの道を進んでくださいね!
(粟野)