学校訪問 今週は3校!

2009年6月14日
カテゴリ : 学校訪問
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2005年3月末に大修館書店から「教室で読む英語100万語」を出しました。
以来学校に呼ばれて多読(いまは多読・多聴・シャドーイング)の話をすることが
非常に多くなりました。

「町の名前をひとつ」で、今年はそうした学校訪問の様子をもっとお知らせしようと
考えています。

去年の9月はとくに多くて、一月の間に9校延べ10回学校訪問をしました。
ひとつの理由は昨年まで文部科学省の「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・
ハイ・スクール」というプロジェクトで年間300万円ほどのお金が出ていて、
多読を旗印にお金をもらった高校がかなりあったためです。

そこで、多読の話をしてほしい、授業の様子をみてもらいたい、という学校が
わたしに声をかけてくれたわけです。

今年は文科省のプロジェクトが一段落して、ちがう傾向の学校訪問が多くなり
そう・・・ 今週はなんと3校を訪問!

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4月から実に学校訪問が多くなっています。
それというのも、なんと都立高校の先生方が多読を採り入れようと、実に熱心に
動いてくださっているのです。

もともとわたしは公立校に多読がはいるのは非常にむずかしいと考えていました。
多読の唯一の欠点は金がかかることです。(英会話学校とか、通信教育とか、
そうしたものに比べたらはるかに安いと思いますが、見かけ上の金額が大きく、
とくに初期にたくさんのお金が要る・・・)公立校の図書予算、とくに英語科の
予算は非常に乏しいもので、都立高校の場合、英語科全体で1年間に5万円という
話も聞いています。

   (逆に私立では一気に5000万円の本を買おうとした学校もあります。)

にもかかわらず、一部の都立高校の先生方は実に熱心で、創意工夫に溢れていて、
逆境を逆手に取って、獅子奮迅の活躍!

くわしくはいまは書けません。まだ軌道に乗ったわけではないので、それまでは
すべてを明らかにすることができません。もし軌道に乗ったら、ほかの府県の
参考になるように、明らかにしていきます。

ながーい前置きになりました、そういうわけで、今週は都立高校一つを含めて
3つの学校を訪問しました。

うーん、どこまで書いていいのか、不安になってきたので、きょうはこのくらいに
しますね。もうしわけない! 

とにかく、受験、教科書、生徒の不安、保護者の不安、先生方自身の不安、経営者の
不信、そうした障碍山盛りの中で、本当にがんばっている先生方が何人もいらっしゃい
ます。今後、そうした状況と先生方のがんばり、こどもたちの生き生きした様子、
挫かれた様子などをみなさんにお知らせしていきます。

また、みなさんにお手伝い(昨年度は都立高校へ「多読キャラバン」を実行!)を
お願いすることがあるかもしれません。そのときはどうぞよろしくお願いします。