11月15日(土) 第9回シンポジウム「図書館多読への招待 in 河内長野」 報告①

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2022年11月5日(土)に第9回シンポジウム「図書館多読への招待」が行われました。今回は、河内長野市立図書館 Supported by TONE とNPO多言語多読の共催で、会場は大阪府河内長野市立市民交流センターキックスでした。

午前の部は、一般の方・図書館関係者向けの、酒井理事による基調講演「図書館の森に多読の木を植えよう」でした。30名の参加がありました。開催(共催)館の楠本さんに報告していただきます。 

「英語多読」についてご存じでない方も多かったため、緊張した雰囲気の中で始まりましたが、酒井先生の経験談も交えた楽しいお話に、あっという間に場の雰囲気は和やかになりました。参加者が「英語多読って簡単なのだな、楽しそうだな」という気持ちにだんだんと傾いたところで、Oxford Reading Tree を使ったワークショップが始まりました。

手元にあるのは、ずいぶん簡単そうな子ども向けの本。それを手に取り、文字を読むのかと思ったら・・・まさかの絵探しです。ところが、言われたものがなかなか見つかりません。わずか数ページの本を何回も見直したり、お隣の席の方と一生懸命探したり、みなさんとまどいながら、絵を見る大切さを知ります。

そしてそこから、Oxford Reading Tree シリーズの魅力を先生が語ります。学生時代に習った英語と暮らしの中で培われる英語との違いに「へえ~」と声が上がることも。テンポよく進むお話に、大阪らしく?参加者から合いの手も入り、盛り上がって講座は延長タイムに。もっと聞きたいな、という雰囲気の中終了しました。

参加者の声(アンケートから抜粋)

  • 大変面白く楽しく、多読についてお話を伺うことができて嬉しかったです。とても興味深くて多読を始めたいと思いました。又、酒井先生の講座に参加したいと思います。
  • 新しい英語への接し方を学べてよかった。
  • とても楽しかったです。時間を忘れてしまいました。多読を是非やってみたいです。
  • 多読の本の選び方が分からなかったので、知ることができて良かった。
  • ワークショップで英語を見るのではなく、まず絵を見ることから始まって驚いた。英語多読を始めるにあたって、まず楽しむという考え方が先頭にあるのだなと感じた。
  • 「多読三原則」を知っていましたが、実践することには勇気がいります。でも今日の講演で「混ぜるな、危険!」「ゼロに近いほど伸びが速い」「楽しみこそ多読の目的」という3点を知ることができ、この3点は背中を押してくれるものだと思いました。日本語の楽しむ読書と同じように、英語も楽しむだけの読書でいい。私の英語多読ブームはまだまだ続きそうな予感がしています。

(河内長野市立図書館 Supported by TONE 楠本)

報告②につづく

(小川、米澤、事務局)