オンライン英語多読講座「はじめてクラス」6/13~ 報告

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6月13日にスタートした全6回のオンライン講座「はじめての英語多読」(※)は7月25日で4回目を迎えました。この講座は文字通り、多読が初めての方向けの多読講座です。文字がほとんどない、やさしい絵本(Oxford Reading Tree Stage1~)や動画を使って「絵と音を大事にして、やさしいことばをたっぷり吸収する」体験をしていただいています。これまでの様子をご報告します。
※クラス増設に伴い、オンライン英語多読講座「はじめてクラス」に改称

従来の多読講座との違いを実感するのは、主に次の2点です。

  1. (NPO事務所からみて)遠方にお住まいの方も参加できる。
  2. 本の「貸出中」「冊数制限」がない。

NPO多言語多読の講座に参加できるのは、今まで首都圏在住の方がほとんどでした。今回、北海道や九州の方にご参加いただき、お住まいの場所に関係なく多読講座をお届けできることをうれしく感じています。画面から小さいお子さんや、猫ちゃんの姿も拝見できるのも、オンライン講座ならではの和やかさです。

2.については、この3ヶ月の講座では「ORTをたっぷり読む」を柱にしているため、Oxford OwlOxford Reading Club の両方を活用して読んでいただいています。Oxford Reading ClubだけでもORTが300冊あり、いつでも何冊でも読めるので、紙の本の貸出ではありえなかった冊数を短期間に読まれている方もいらっしゃいます。すべて音源があるのも魅力です。

短期で多読/Tadokuに関わる様々なテーマをお伝えしようとしているため、ぎゅっと詰め込み過ぎて失敗?ということもありました。第4回の「シャドーイング」では「シャドーイングをしたら、ORTが楽しくなくなった」というご意見(クレーム?)が続出。これは完全に私のミス、説明不足によるもので「絵に集中できない、ストーリーが楽しめない」という皆さんがまったく正しいのです。

裏返すと、「絵をよく見てストーリーを楽しむ」を邪魔されることに強い抵抗がある、ということなので、絵本からの多読としては実はとてもうまく進んでいるわけです。ORTのシャドーイングは早々にやめて「話している人の口の動きが見える動画を選ぶ」「女優さんのテンションに合わせるのは楽しい」「好きな絵本なら最後までできる」など、多読を始めてまだ1ヶ月半ほどで、ご自分に合う方法をそれぞれ探されているのも頼もしかったです。

実際にTadokuを体験してみての感想や疑問が講座内で共有される中で、そこから自分に合う方法や素材を選ぶ力をつけていただけたらと願っています。次回の「ライティング」では「書く」ことを始めますが、またどんなクレーム?が出るのか、今から楽しみにしています。

(オンライン多読講座担当 小川)

増設しました!まもなく新クラス開講!!

好評につき、クラスを増設しました。うち一つは、8/8(土)からの開講が決まっています。まだまだお申し込みを受け付けていますので、ぜひご検討ください。
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