6月22日(土)日本語多読支援研究会の活動報告!

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2019年2月からNPO多言語多読の正会員・準会員の中の主に日本語多読支援者が集まって勉強会をしています。
これまで3回開かれ、毎回10人ほどが集まっています。今日はその活動を少しご紹介します。
初回は会員の片山さんの企画でした。
2月3日(日)しんじゅく多文化共生プラザに朝10時に集合。
読解とは?多読とは?について、原点から考えてみたいという意味を込めて、英語多読の研究者による以下の論文2点をみんなで読みました。

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1)Ray Williams(1986)Top Ten Principles for Teaching Reading
2)Day & Bamford(2002)Top Ten Principles for Teaching Extensive Reading     http://www.nflrc.hawaii.edu/rfl/October2002/day/day.html

2回目は、3月13日(水)今度はNPO事務所で19時から。
会員の作田奈苗さんの提案で、この日も英語多読研究で有名な研究者の論文を読むことになりました。

Paul Nation ”What do you need to know to learn a foreign language?”
https://www.victoria.ac.nz/lals/about/staff/publications/paul-nation/foreign-language_1125.pdf

両日とも、英語多読の一人者の論文を読みながら、私たちの考えている多読とは読みの速さの捉え方の点で違う、とか既知の単語数へのこだわりが違うなどと、大いに盛り上がりました。

3回目は、6月22日。

この日は、3月に会員の何人かがセミナーや学会で発表したことについての簡単な報告をした後、一時帰国されているアメリカのノートルダム大学の纐纈さんの多読実践報告をたっぷり伺うことにしました。

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夕方から事務所に12人が集まりました。2時間程度を予定していましたが、大幅に延びて3時間となり、それでも話は尽きず、食事会へ・・・。

纐纈さんのお話は8月5日の多読支援セミナーでも聞くことができます!
大学での多読授業がいろいろな広がりを見せていて、とても興味深いお話です。ぜひ、ご参加下さい。

会員のだれかが「このテーマで話し合いたい!」とML上で提案して幹事になってくれたら、この勉強会はいつでも成立します。会員同士で濃い多読談義をすると、いろいろな発見があるし、楽しいです。
今後は、遠方の会員も参加できるよう、Zoomなどの利用を考えたいと思います。

(粟野)