英語多読サークル「いなぎ多読らぶ」発足1周年記念 英語絵本のおはなし会報告

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当NPOに寄贈していただいたOxford Reading Treeを置く、稲城市立中央図書館の英語多読サークル「いなぎ多読らぶ」が1周年を迎えました!おめでとうございます!

そして発足1周年記念に「英語絵本のおはなし会」が開催されました。講師はNPO多言語多読の正会員であり、さまざまな講演活動も行われている鈴木祐子(きっぱ)さんです。当日の様子をボランティアで参加したRingoさんより報告していただきます。

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クリックすると大きな画像で見ることができます

2018年9月23日(祝)、稲城市図書館主催の英語多読サークル「いなぎ多読らぶ」の発足1周年記念として、講師に鈴木祐子先生を迎え【英語絵本のおはなし会】が開かれました。

私は普段は一般企業に勤める会社員ですが、英語多読に出会い、本の魅力を本日の講師である鈴木祐子先生(通称 きっぱさん)に教えて頂き、現在は、時間を見つけ英語関連のボランティアをしています。多読の魅力をどう伝えるのだろう?という目線でイベントを見ていました。

第1部:乳幼児向け

子供15名(1歳7か月~4歳前後) 大人17名 13時~30分程

【読んだ絵本】
1冊目 Freight Train
2冊目 Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
3冊目 Dear Zoo
4冊目 No No Yes Yes

親子で出来る手遊びと絵本の読み聞かせを組み合わせて行います。Welcome songで、親御さんお子さん共に身体をほぐし、1冊目の読み聞かせに入ります。1冊目は Freight Train。

<鈴木談:1冊目に別の絵本を用意していたのですが、当日、部屋に入ってきた男の子が電車の本(日本語の本)を手にしていたため、急きょ、1冊目を電車の英語の絵本に変更しました。>

色がたくさん出てくるお話なので、読む前に色の歌(鈴木祐子 作詞作曲)をお子さん親御さんとも大きな声で楽しそうに歌っていました。
そして絵本の表紙に何が描かれているか?や、表紙の内容について知っていることなどを子供たちに問いかけ、本を読む前に、絵をよ~~~~~く見せて、子ども達を本の世界に引き寄せていきます。「絵をよく見せる」これが重要ポイント その1。

いよいよ読み聞かせが始まると、クリアな英語に加えて、機関車の擬音「シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ」を、先生は絶え間なく続けます。擬音や、読み手が表情・動きをつけることで、情景をイメージし易くし臨場感が増します。これが重要ポインその2。その機関車擬音に子供たちも自然に腕を列車の形にして動き始め、絵本にすっかりのめりこんでいます。次々に出てくる色も慣れてくると、聞かれる前に大きな声で答えていました。

先生は本を読んでる最中も、「何が見える~?」「(主人公)の表情を見て~」「(描いてある何かの絵を)をタッチして」「(本の中のキャラクターに)ハイファイブをして」と、どんどん問いかけて子供たちを本の世界へ引き込んでいきます。「問いかけ」これが重要ポイント その3。問いかけは、必要に応じて日本語でし(英語オンリーにこだわらない)、本を触らせたりすることで、子供が置いてきぼりにならず、インタラクティブな読み聞かせをされていました。

その後も、下記の3冊と、子どもたちが疲れてきたら手遊びで身体を動かす組み合わせで進んでいきました。

第2部:小学生向け

子供13名(幼児~小学三年生ぐらい) 大人17名 13:45~30分程

【読んだ絵本】
Higher higher
Color Zoo
Titch
No David
The Carrot seed

基本は第1部と同様、手遊びと絵本の読み聞かせを組み合わせたものです。
まずは、ABC songで緊張をほぐしてから、BINGO の歌で、元気に手を叩きながら手遊びをします。第一部より少し単語やスピード感がありますが、これも覚えやすいパターンでお子さんは元気に、親御さんは積極的に参加されていました。

私が特に印象的だったのは、No David。この本は、普段やってはいけない(だけどやってみたい)行為の話です。食べもので遊んだり、鼻をほじったり、フライパンを叩いたり、家の中で野球をしたり・・・、そんなNo Davidが繰り返されるうちに一人の男の子が大うけし始め、その笑いにつられるかのように他の子達も笑い出し、子供たちは身を乗り出してDavidを見ていました。

5冊を読み終えると、Goodbye songで See you Later, Aligator!で終わりました。

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第3部:大人と学生向け「いなぎ多読らぶ」を体験してみよう♪

女性4名、男性2名 15時~60分程

まずは「多読とは?」をスライドで、凡例を使いながら、30分程かけて丁寧に説明します。

多読三原則=============

  • 辞書はひかない
  • わからないところは飛ばす
  • 合わないと思ったら投げる(眠くなる、面白くない、難し過ぎる本はやめる)

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多読の概要はこちら

よくよく考えればこの原則、日本語を読む時には自然にしている事なのですが、英語=「学ぶ」ものと捉えられていることが多いからか、原則がスッと入らない方もいらっしゃったかもしれません。(ちなみに私がそうでした)

さて、実践です。まずは、Rosie’s walk。
この本は、語数は30前後のニワトリとキツネの難易度はやさしい絵本です。さらっと読んだら大人なら1分で見終わってしまうかもしれません。一見、こんなに簡単な本を大人が??と思われた方もいらしたかもしれません。(これまた私がそうでした。)

ですが、先生は大人も子供と同様の方法で、絵本の世界へ引き込んでいきます。本の楽しみ方は、子供も大人も変わらないのですね。

  1. 絵をよーーーーーーーーーーーく見る
  2. 擬音、声色、表情、動きで想像力を引き出す
  3. 内容への問いかけ

本を読んでいるうち、少し硬かったみなさんの表情が柔らかくなっていく様子がみてとれました。

そして読後は、みなさんそれぞれ本を見た感想を共有しました。「そういう仕掛けがあったんだ! こんなに細かく描き込まれていたの? 気づかなかった! 面白い!」と、下記にある多読三本柱のうちの「(大量の)とっつきやすい素材」「仲間」についても、ご体験いただきました。

多読三本柱==================

  • 多読三原則
  • 大量のとっつきやすい素材
  • 仲間

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多読の概要はこちら

この後も、有名な「ぐりとぐら」の本を使い、日本語でも絵を見て想像を膨らませることの重要さを、体感いただきました。

最後は、Oxford Reading Tree (ORT) の At the Seaside。この本についても、感想の共有をしました。2回目の感想は「季節は夏ではなさそう、後ろに犬がいる、お母さんが一息ついている」など、より具体的で種類も増え、他のORTシリーズも集中して読まれている姿が印象的でした。

多読は説明にも慣れるにも少し時間がかかりますし、実際に体験しないと感覚として捉えられないと思います。でも今回の会で再確認したのは、多読は、小さな子から大人までどなたでも始められる、英語を英語で感じ取れる、そして何より好きな本に出逢った時の幸せ感を与えてくれる。「英語学習」の枠を越えて、ひたすら面白いのです。私もこれからも多読A-ha体験をしながら、英語能力を育てていきたいと思います。

(当日ボランティア/Ringo)

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