10月29日第3回 日本語多読の「本作りワークショップ」報告

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10月29日、3回目となった日本語多読の「本作りワークショップ」が開催されました。講師(ファシリテータ)は正会員の作田さんです。

台風前の雨の中、4名の参加がありました。1名の方は、はるばる大阪から来てくださいました。日本語教師3名、英語教育関係者1名で、全員多読に関しての経験や知識豊富な方々でした。

最初に、ファシリテータから今回のワークショップの4つの目的「多読用本作りの体験」「授業活動としての本作りを考えること」「本作りに利用できるツールを知ること」「多読用の本を増やすこと」についての説明がありました。

まずは、ワークショップのプログラムに沿って、自己紹介から。

―10時15分―
○自己紹介
前回同様、ワークショップ前に事務所内にある各言語の本棚から直感で選んだ本を見せながら、どうしてその本を選んだかを話すShow&Tellの自己紹介。

WS-1 (2)

この自己紹介を通して、みなさんが何を大切にしているか、どんなことが好きか等、また、多読の本作りにとても興味をお持ちだということがよくわかりました。

―10時30分―
○グループ分け 及び 本作りのためのレクチャー
グループ分け後、ファシリテータから手本とする本、今回作成するレベル0~1、作業に使用するgoogle スライド等についての詳しい解説がありました。

10.29(2)

―10時45分―
○キーワード選び 及び アイデア出し
今回も、メインワークはトピックやテーマが当たったカードで決まるという偶然性を利用した本作りです。
それらのカードから内容・構成のアイデアを練りました。

―10時55分―
○素材収集 及び 編集作業
ファシリテータから素材収集、パソコンでの編集についての解説がありました。作業中にもファシリテータと事務局の大賀さんが適宜助言を行いました。

WS-2

★屋外で写真撮影の予定でしたが、雨のため室内でパソコンからの無料写真・イラストの素材収集となりました。みなさん、素材収集は “速い速い”!今回はパソコン機器の設定もうまくいき、順調に作業が進んでいました。

―12時―
お昼を食べながら作業を続行。
―13時―
両グループとも、ややパソコンの状態が悪くなり、作業に支障が出てきました。
それにもかかわらず、楽しそうに作業続行。

★参加者の許可を得て、時間を少し延長しました。

―13時45分―
○両グループともに完成、発表、ふりかえり
Aグループ:「うた」
Bグループ:「今日(きょう)から 私(わたし)は」
Cグループ(事務局スタッフによる作品):「駅員とおばあさん」

〔ふりかえり〕
Aグループ:カードの言葉そのものを作品に使用した。
Bグループ:カードの言葉からイメージしたストーリーを作品にした。
まとまりのある作品、構成に斬新さのある作品が短時間に完成しました。

―14時10分― 終了
今回のワークショップがみなさんの活動に少しでも生かされることを期待しています。
参加者のみなさんからは、このワークショップが「役に立ったという」好意的なご意見をいただきました。
ワークショップの間、終始積極的に作業に取り組んでくださり、ありがとうございました。
今後も引き続き、多読用の本作りにご参加くださいますようお願いいたします!
(田中 記)