先日行われた、多読支援セミナー「多読支援の落とし穴パート2~聞こえていますか?学習者の声」 の午後に行われた日本語分科会へのアンケート報告です。
たくさんのご意見、ご感想をいただきました。重複しているものなどをまとめて、ほぼすべてをご紹介いたします。
当日の報告は「第6回 多読支援セミナー 日本語分科会報告」をご覧ください。
「日本語分科会」のご感想やご意見をお聞かせください
- 様々な先生のお話しが聞けて、大変参考になりました。
- これからはじめるにあたってのアドバイスがきけた。
- 多読を実際に実践されている先生方のお話を聞けて、うまくいっている点、うまくいかない点をどちらも聞けて参考になりました。
- 共通の悩みをshareできたことで、結論はでないものの、自分とは異なるアプローチもあるのだと引き出しが広がったと思う
始められそうな気持ちになりました。戸惑いや個々の中のつぶやきを共有したうえでの具体的な問題点について色々な意見を聞くことができ大変に有意義だった。 - 悩んでいること、気になっていることについて色々共有できたのがよかったです。
(同様の感想多数) - 参考になったこと:片山先生の実践報告・本の提示のしかたやテーマ別に紹介したり、日記を作成させたりするなど。WEB上の多読教材の紹介。”
Web上の様々な作品の紹介がまずとてもよかったです。また各校で実践されている先生方の体験が参考になりました。 - 「レベル分け」ではなく、「ジャンル・テーマ・シリーズ」別に提示するというアイデアがよかったです。取り入れたい。
- 効果のあることがよくわかりよかったです。(本を)テーマ別に分けるという視点はおもしろいと思いました。いろいろな本やサイトを教えていただきありがとうございました。
- 片山先生の話で、登場人物(動物)の日記を書かせる、好きな本の紹介をグループで話すなどの学生の表現に関するものがありました。興味を持ち、自分もやってみたいと思いました。「多読の理想は読みっぱなし」という話もグループの話し合いで聞きました。どう進めると学生が楽しく学べるかいろいろ考えたいと思います。
- 作田さん、徳永さんのご紹介くださった情報がとてもありがたかったです。後日、メール配信してくださるというので楽しみにしています。グループでの話し合い、互いの話し合いのシェアも有益で感謝しております。
- 「多読」と「評価しなければいけない『多読授業』」、「アクティビティと組み合わせる『多読授業』」、という違いがあることが分かってよかったです
公開されているコンテンツの共有、とっても役に立ちました。教室で利用+学生にも紹介します。
- 教師の役割の重要性を再認識しました。「たくさん読む」だけでなく、もっとアクティビティを入れていきたいです。
- プライドが高い学生に「こっちのほうが易しい、簡単」とすすめるより、「同じシリーズでこちらのほうが読みやすい」というすすめかたはいいと思いました。
- “おしゃべり””対策アイデアをたくさんいただきました。
- 多書も大切だと思っています。「多読→多書へ」のような体験談も聞きたいです。
- アウトプットとして学生に表現させる(書いたり…)活動(プロジェクト)をやりたいと思いました。
- 一方向の講演もいいですが参加者たちのアクティビティもより多いほうがいいと思います。使いやすいリソースがあるなら、それをメールで共有し、グループ内でそのリソースを使った授業を計画するとか。
- 私用で(午後の部に)参加できず残念です。一応オススメのマンガだけ。「しろくまカフェ」(ヒガアロハ)アニメも人気ですが、人間以外のキャラ名がほぼ全て一般名詞(しろくまさん、パンダさん等)で、見て何(誰)かわかるので入りやすいと思います。吹き出し内は総ルビなのもいいかと。
- 落とし穴のこたえは見つかったか?テーマが幅広く、大きな課題は永遠に残る。ずっと続ける覚悟とか使命、情熱がいちばん大切ですね。
多読支援についての疑問や、今後扱ってほしいテーマなどがあれば教えてください
- クラスメイトの国のことが分かるもの、ポップカルチャーなども面白いと思います。
- SHADOKU、読み聞かせ授業の方法について
- 引き続き、実践報告をお願いします。
- シャドーイングとの併用、多聴のやり方など。
- 今日の続きのような会があれば…
- 山のようにあるのだが、自分でまだ整理できてないので少しずつ時間をかけてお伺いできればと思う。
- 多読の活動をactivityとして時々取り入れています。英語も教えているので、そちらでもactivityとして取り入れたいと思っているので、分科会は両方参加したかったです。午前の部だけの参加でしたが、とても有意義でした。また都合があえばぜひ参加したいです。
- 本の購入のアイデア
- レベル差のあるクラスでの実践例やファシリテーターでオリジナリティがあると思われている方の支援方法の例が知りたい。
- Web上に様々な作品がUPされるようになりました。Web、インターネットを使った多読活動に興味があります。ただ場所、人、本を共有する多読活動において、Web上での活動がどれ程効果があるのかいろいろ見解をうかがいたいです。
- 評価について
- 市販本の中から多読に向いているとして学生に紹介する本を選ぶ基準のよいうなもの(特にレベル4、5)を知りたい。
- 実際の授業のビデオを見てみたいです。
- 英語教育分野における多読の実績が早く日本語教育に伝わってほしいです。車の車輪のように多読と精読が当たり前になるにはどうしたらいいか考え中です。
- 使いやすいリソース(本のリストやURL)は事前に共有し、当日はアクティブラーニングをしたいです。
- 本の整理、管理についてもっと知りたいです
- 著作権、本の修理
- 自分たちで本をつくっていく際、どんなことに気を付けているか、テーマ選び、ご苦労など、ことば、著作権 等…
ご参加ありがとうございました!
みなさんの声を参考に、来年も、よりよい多読、そしてよりよいセミナーにしていきたいと思います。
ぜひ、みなさま、またお会いしましょう!
(粟野)