6月22日(月)バンコクの幼稚園で日本語多読ワークショップ!

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バンコクでの日本語多読普及活動の最終日は、幼稚園の保護者対象のワークショップを行いました。
教え子Nさんの経営する邦人向け幼稚園には、日本人はもちろん、日本人のお父さん、タイ人のお母さんというカップルの子どもたちもたくさん在園しています。この日は、こうしたタイ人ママさん8人に、多読を紹介ししました。
みなさん、お子さんが成長するにつれ、日本語をしっかり身につけてほしい、そのためには、自分も日本語がわかるようにならなければ、と焦る気持ちをお持ちのようでした。いくらご主人が日本人でも家の中の会話は英語やタイ語。忙しいご主人から日本語を教わる機会はほとんどないとのことです。
それなら、こういうやり方はどうでしょう、と多読を紹介しました。
ます絵本の絵を見てもらい、知っている言葉がちょっとあれば、全体が想像できることを実演しました。

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そして、ほとんど日本語がわからない方には、「レベル別日本語多読ライブラリー」のレベル0の本をCDを聞きながら一緒に読んでみました。
みなさん、熱心に読んでくれて、あっという間の2時間でした。
「あー、こんなみなさんに多読支援したいな~。きっとNPOのスタッフも同じように思うだろうな~」と思いました。うーん。遠くて残念・・・。
今後、ブッククラブを作って、幼稚園で定期的に多読ができたらいいですね、という話も出てきました。ぜひ、実現させてほしいと思います。

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(日本語習得の上での悩みを訴えるママさんに、自分自身の体験から答えるNさん。韓国人と日本人の間に生まれた母親を持つNさんは子どもの時から多文化で育ち、日本語、英語と言語を習得してきました。私が彼女に日本語を教えていたときは、まだ私が多読を知らず、短期間での「詰め込み」でした・・・汗)

後で聞いたのですが、うれしいことに、この後、ママさんたち何人かが一緒にバンコクの紀伊國屋書店に行き、早速「レベル別日本語多読ライブラリー よむよむ文庫」を注文してきたそうです。
楽しく読んでもらえたらうれしいです!
(粟野)