8月7日 木曜多読講座の報告

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講座が始まる前から「刑事コロンボ 別れのワイン」の話が始まり、そのままみんなで
「刑事コロンボ」について、テレビで観る方法について、DVDについて、しばらく
情報交換が続きました。こんな風に刺激し合うの実によいと思われます。

それから前回見事なブックトークを披露してくれたMさんに、今度はクラス全体に
対して The Magic Brocade の book talk をお願いしました。前回は日本語も含めて
3ページだったものを英語だけの2ページに縮めたということでした。
実によかった! 本当によい話です。それをみなさんに「よくできている!」と
思わせたところがすごい!

Mさんについてもう一つ。Magic Tree House の1万語版の方を1冊、CDなしで堪能した
とのことこれは今まで2年近く「分からなければいけない」と考えてきたMさんにとって
非常に大きな転機になるかもしれません。くわしくはお盆の間に「町の名前をひとつ」の方で・・・
やった!!

お盆をはさんで次回はBさんによる Shaun Tan さんの The Red Book の紹介があります。
Bさんは前回、わたしにとっては目から鱗の読み方を示してくださったので、
みなさんがどう反応するか楽しみ!

最後に時間は終わっていましたが、前回からの持ち越しで Columbo talk。
YさんとOさんが英語で都合25分間、「別れのワイン」を語ってくれました。
二人とも字幕なし多観のあと、Yさんはbook talk 用にメモを作って2,3回読んで、
講座ではメモを見ずに滔々と筋を語りました。メモは多読的ライティングだったようで、
一口大よりちょっと大きいかなというかたまりで語ってくれました。
ところどころ、「よくわかっていませんが」という言い訳けつきでしたが、
あれはいらなかったと思う。見事な要約でした。わたしはしっかり思い出しました。
約7分間のプレゼンテーション、分速は80語か90語に達していたのではないだろうか?非常に分かりやすいことばだけを使って、見事な多読的スピーキングになっていたと
思います。

Oさんの Columbo talk は数ページにわたるメモを読み上げて、
いくつかの「謎」を解説してくれました。微に入り細を穿つ分析でうならせましたが、
一つだけわたしは注文をつけました。

それは人の話の伝え方のこと--英語ではだれかの言ったことを伝えるのに、
「Sさんは『ぼくが行く』と言って聞かないの」というように、第三者のことを「ぼく」と
言いますが、英語の仕来りでは S says he will go by any means. というように
第三者のことばを引用するときには he や she に変えてしまいます。

英語で伝える時は、この辺をうまく整理しないと、(主語はきわめて頻繁に出てくるので)
だれが発言している内容か、非常にわかりにくくなります。
Oさんはその点でとてもよいヒントをくれました。Oさんの次回作が楽しみ!