8月19日(火)第11回韓国語多読の会の報告です。
平日のお昼に開催したのは今回が初めてでしたが、5名の方(みなさん初めて)とゲストのユジンさんが参加してくださり、とても楽しい時間となりました。
(絵本を囲んで、団らんしている様子)
まずは、日本語・韓国語まぜこぜで自己紹介をしました。今回もまた一段と韓国とのつながりがディープな方が揃っていてびっくり。お一人お一人のエピソードをもっとじっくり聞いてみたい気がしました。子どもに読み聞かせをしてあげたい、韓国語を教えるときに使ってみたい、という視点で絵本に関心をお持ちの方もいらっしゃいました。
自己紹介の後は、多読の4つのルールを確認して、さっそくひとりひとりの多読タイム。
「多読の4つのルール」 ①やさしいものから読む ②辞書はひかない ③わからないところは飛ばす ④合わないと思ったら本をかえる
レベル0の絵本や、気に入った絵本をお互いにまわしながら、みなさん6・7冊くらい読んでいました。
途中から加わってくださった英語多読の先生も「韓国語はまったくわからないけど、この絵本はわかった!」とレベル0の絵本を見事に完読。ハングルが読めるとついつい文字ばかり読んでしまうのですが、絵だけを追っていっても楽しめる本がたくさんあります。
参加者の方からは「黙読するのと、声に出して読むのと、どちらがいいのか」という質問がありました。答えは・・・ありません。好きなスタイルで読んでいいのではないかと思います。ただ、声に出そうとすることで極端にスピードが落ちる場合は黙読か聞き読みがいいのかな?というのが今のところの私の考えです。みなさんはどうお考えでしょうか。
続いて、読み聞かせの時間。ゲストのユジンさんに絵本を二冊読んでもらいました。
一冊目は、参加者からのリクエストを受けて、「새는 새는 나무 자고」
子守歌の歌詞を絵本にした作品で、言葉のリズムと韓国らしい色彩が美しい一冊です。
「どんなメロディーなのか歌ってほしい」というリクエストが出ていましたが、ゲストのユジンさんも知らないとのこと・・・。この本については以前ブログにもう少し詳しく書きました→http://naokorean.blog.fc2.com/blog-entry-204.html
二冊目は「사랑해 사랑해 사랑해」
これは「I Love You Through And Through」という英語の本の翻訳絵本です。
お母さんの目線で(お父さんかも)「あなたの目、鼻、耳、笑った顔、泣いた顔、頭のてっぺんから足の先まで・・・すべてを愛してる」という内容です。
こういう「愛の言葉」は、日本語にはあまりなじまない気がするのですが、韓国語で読むと違和感なくしっくりきます。韓国の子どもたちは小さいころからこういう言葉をたくさん聞いて育つから、大人になってもドラマのような言葉が口から自然に出るのかしら・・・。
読み聞かせの次は、自分たちも声を出して読んでみる時間です。「괜찮아」という絵本をみんなで一緒に読みました。「全員で一緒に」というのはこれが初めてでしたが、一体感があって楽しいなと思いました。
そんなこんなで、あっという間の2時間でした。ご参加くださったみなさま、読み聞かせをしてくれたユジンさん、감사합니다!
次回は明日、8月23日(土)17:00~19:00です。 ※ただいまキャンセル待ち
(渡辺奈緒子)