10月30日水曜多読講座の報告です!

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いよいよ来ました! ハロウィーン劇場!!

10時ちょっと過ぎに事務所に着くと、もう魔女の格好をした人たちがリハーサル中。
わたしも早速金色のアイマスクと金色の蝶ネクタイを渡されて、出番の確認。

きょうは見学のみなさんも二人いて、きっとびっくりしたと思います。
いったいどういう英語教室なのか?!

でもハロウィーン劇は最後にとっておいて、いつものようにまずは静かに読んだり
聞いたり・・・ その間にわたしは数ヶ月前から参加している人と読書相談、
そして絵本の朗読もしました。とても素直にうなずく様子に、多少胸の熱くなった感じ。
というのもこの人は「分かる、分からない、知らない単語がある」といったことから
抜け出すのにずいぶん苦労してきたのです。その「苦しさ」になかなか気が
つかなかったのですが、事務局の人たちから指摘されて、
やっときょう、はじめて朗読を3冊。うーん、ハロウィーン劇場で浮かれている
場合ではなかったのです。来週もしっかり朗読で一緒に絵本を楽しみます。
まだまだ、ぴったりくっついて、一歩一歩一緒に歩きますからね!

すっかり自立した1期生たち(昨年9月開始)は、静かに読んだり聞いたりのあと、
絵本の朗読へ。本の選び方も、演技もうまくて、心配ないどころか、
聞いているだけで楽しめます。けれども、音の英語への慣れによって、
それぞれの bite size (一口大)が違うので、気持ちのよいリズムで
朗読するには、自分の bite size を意識しましょうね、という話をしました。

それを特に意識しているのは Yさんと Mさんで、Yさんは1文が2語から4語の
絵本、Mさんは1文が4語から6語くらいの絵本を選んで練習してきました。
Mさんいわく「このくらいが読みやすいんですよ!」

最初は1文が1語だけの絵本から朗読をはじめて、聞き読みや聞き読み
シャドーイングを並行していけば、次第にリズムが体に馴染んで少しずつ
1文の長さが長くなっていくはず。
これが狙いです。

実際、Yさんは Magic Tree House #17 の聞き読みシャドーイングを
楽しんでいます。順調に英語独特のリズムとメロディーになってきていて、
その上、感情も入れて繰り返しているので、そのまま続けましょうと
言いました。次第に長い文をリズムよく、気持ちを乗せて朗読するように
なることでしょう。報告を楽しみに!

bite size の話に加えて、Splash というような「子音」が連なる語では、
間に「ウ」の音を入れないようにしましょうという話を付け加えました。
つまり、 スプラッシュ ではなくて、一息で splash と言わないと
リズムが乱れます。文が音楽にならなくなる。

全然説明になってませんね。いつか録音つきで記事を作りましょう。
講座では実演付きだったのですが、とくに英語を一生懸命勉強した人が
うなずいていました。

book talk は次第に small talk になっています。
Mさんはシカゴに住むお孫さんから送ってきたハロウィーンの写真を
Yさんに見せながらハロウィーンの説明--日本語まじりですが、
ずいぶん英語が増えてきて、実に自然に英語の世間話に移行しつつあります。
Yさんがまた次々に質問を繰り出して、Mさんは話しやすかったそうです。

うーん、こういう展開は何とも言えませんね。
多読三原則と同じで、わたしはみなさんに行く方向を示唆するだけ、
するとどんどんみなさん、先へ進んでしまいます。

book talk では、Nさんが年表を作ってきて本の内容の紹介、
水曜日の Sさんや金曜日の Yさんは人間関係をわかりやすい図にして
要約、Mさんは写真を見せながらお孫さんのハロウィーンを紹介。
つまりどんどん世に言う「プレゼンテーション」の方向へ突っ走っています。
book talk のために長いメモを英語で書いてくる人はかなりいます。

それが極まったのが今回のハロウィーン劇場ですね。
もともと絵本の朗読が次第に熱を帯びて、演技も出るようになり、
1冊の絵本を二人で掛け合いのように朗読し、
(ああ、たしか Yo! Yes? という絵本が最初だったかな?
それから Elephant and Piggie で掛け合いになったんだ!)
そこから創作ハロウィーン芝居まで一足飛び!

衣装も結構揃って、かぼちゃも各テーブルの上に並んで、
その中で結構な役者が揃って、拍手大喝采!

すでにクリスマス劇の話が出かかったおります。
わたしはまさか Baby Jesus じゃないだろうな?
みなさんの写真はNPO多言語多読のfacebookページに並ぶはず!

(すぐにも写真を見たい人は
http://sloppyreader.wordpress.com/2013/10/30/happy-halloween-2/ )

リズムを強調して、聞き読みシャドーイング、劇薬シャドーイングへ--
それはきょうのような劇をもっと磨くことになるでしょうね。
脚本もリズムがよくなるはず、みなさんの台詞ももっと気持ちよく
つながって、気持ちを乗せやすくなって・・・ なんと英語劇団へ?
まさかとは思いますが、今の勢いだとひょっとして・・・?!