第5回 多読支援セミナー 日本語分科会アンケート報告

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先日行われた、多読支援セミナー「多読支援の落とし穴」 の午後に行われた日本語分科会へのアンケート報告です。
たくさんのご意見、ご感想をいただきました。重複しているものなどをまとめて、ほぼすべてをご紹介いたします。

当日の報告は「第5回 多読支援セミナー 日本語分科会報告」にてご覧いただけます。

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午後の「分科会」のご感想やご意見をお聞かせください

  • 読み聞かせ、聞き読みを授業に取り入れていけたらと考えています。とても参考になりました。
  • 海外の日本語教育の事例で、多読とは直接関係なさそうなものでも自発的に出てくるものには何かを学んだと判断できるので、評価のさい、多読の評価で(基準ではないが)+αで点をあげるのもありかと。
  • 実践されている先生方からいろいろな話を聞けてよかったです。
  • 0初級でも多読ができる。アニメーションブックスや問いかけ形式の本などの有効利用を知りました。
  • 「こんな声が聞こえました」のような大人も楽しめる絵本を知ったこと。そして、さらにそのような絵本を教えてほしいと思います。
  • よみきかせはできるだけしてやりたいとは思っていましたが、やっぱり必要なんですね。
  • 同じような悩みを持っていらっしゃる先生方がいて、意見を聞くことができました。ぜひ実践します。
  • 具体的な実例が多く、おもしろく、とても参考になりました。
    使用する本の内容:本を書いた人の目的・うったえたい事は何かを考え、それを読む人に分からせる事で本の面白さが出てくると思います。
  • みなさん実践されている方々と深い話ができて勉強になりました。多読に向いている子ども向けの本も色々わかってよかったです。
    粟野先生のファシリテートもすばらしく、いい話し合い&全体共有ができました。
  • 多くの先生と小さなグループで話せてよかったです。
  • 遠藤先生をはじめ、いろいろな先生方の実践や課題提起が聞けてよかった。
  • 他の学校の方の話はとても参考になりました。
    また、このような機会があればぜひ参加したいです。
  • 遠藤先生の「本を通じて社会へ」というお話が強く印象に残りました。自分の実践でも、もっとおもしろい実践例があればいいなと思いました。
  • 絵本ややさしい本に興味ない学生にも何かの形で読んでいける方法は?
    つづけていけるようにという趣旨 →「でも授業だったらつづけたい」という学生のフィードバックにとまどう
    読むのに興味がない学生

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  • グループでの話し合いがとてもよかったです。
  • 所属機関ごとにグループ分けしていますが、あえてちがうタイプの現場の人の話を聞いてみたいです。
  • 実際の現場での問題点を示し、その解決をディスカッションする時間がほしかったです。ちょっと感想会のようになってしまった。
  • グループ別の発表で学習者の属性の違いで様々なアプローチをしている必要があるなと改めて感じました。
  • グループで話す形式が楽しくてたまりません。次回もぜひ。
    同じ悩みを共有できたのが心強かったです。また今まで感じていた問題点の解決の糸口が見つかりました。(教育現場毎に分かれていたのがよかったです)
  • とにかく話し合える場があることが心強いです。
  • 実際に多読をやっているクラスの問題点などを知ることができました。その解決法も様々なアプローチがあり有意義でした。
    読む習慣のない学生、「絵本だから」と拒否する学生、個々に対応する必要を感じました。
  • 遠藤先生の話は苦境を乗り越える中で切り開くものが大きな資産、希望になるということを教えられた。
    「子どもボランティア」グループは、年齢によりさまざまな違いがあり、一つにはしぼれないですね。もう少し分けてもいいかもしれません。
  • 個々のケースの対応例。
    環境づくり(ハード/ソフト)について考える、家具の配置から、リーダーとなる人材の見つけ方まで、本を読む習慣のない学習者にどういう対応をしていけばよいのか
  • 興味のない学習者、読むことになれていない学習者への対処法について意見がでて大変参考になった
  • 「多読あるある」の話がたくさん聞けて、とても有意義で楽しかったです。グループに分かれたあと、子どもの支援の話も聞けてよかったです
  • 日本語学校、大学、ボランティアグループ等で課題がちがいそれを知ることができ、とっても参考になりました。また自分がもってる疑問や悩みについて話をし、意見交換ができて大変有意義でした。ありがとうございました。
  • 本日、日本語教育学会のフォーラムがあって、午後からそちらにいきます。話を聞きたかったのですが、残念です。
  • 実際に授業を行った方々からのお話が聞けて大変勉強になりました
  • 作田先生のファシリテーションの交通整理が大変スムーズで多くの論点について話すことができました。
  • 身体がふたつあれば、英語にも出たかった。
    島に分かれてのディスカッションはとてもよかったです。発表者のなかには少々長い方がいたので、もっと厳しく時間を切ってもよかったかもと思いました。が、おもしろい内容の方が何人もいたので、これでよかったです。すみません。
  • それぞれの先生からの励ましに感謝します
    総合力を養うのは「多読」である!
  • 皆、悩みながら多読を行っているが、共通した問題があると感じ、さらに煮詰めていけば様々な問題が解決するように感じた。ディスカッションがおもしろかった。
    年齢に関係なく教育という環境は学ぶことが沢山あり、大変勉強になった。自分自身も多読にはげみ、生徒にも伝えていきたいと考えています。
  • 英語の多読教材のようなもの(装丁、絵など)、大人向けの日本語多読教材があるといいと思う
  • 評価方法についてもっといろいろな事例の話しを聞いてみたかった
    個別に話しを聞けてとてもよかった
    初めて参加して、充実した時間でした。
    多読に興味がわきました。
  • 遠藤先生の「日本語教師が日本語を難しくしている」「死んでいることば」ということばが印象に残っています。いい授業をしたいと思えば思うほど、教師である私自身が日本語を難しく考え過ぎてしまい、結果、生きていることばを伝えることを忘れてしまっているなと反省しました。
  • 先生方のお話がたいへんためになりました。今後の活動に活かします。ありがとうございました。

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多読支援についての疑問や、今後扱ってほしいテーマなどがあれば教えてください

  • ブックトークやビブリオバトルなど、読後の共有方法についてどのような方法があるか知りたいです。
  • (これまで読書を拒否する学生がいなかったので)今後、積極的に読まない学生が出てきた場合、どうしたらいいのか、その点について解決例の発表を聴いてみたい。おすすめ図書(市販の絵本やマンガ)の紹介大会など
  • 読み聞かせと聞き読みの違いがはっきりした。
  • 絵本を高校生や大学生でも受け入れられる方法を知りたい。
  • 学校は辞めますが、これからも勉強会には参加したいと思います。
  • 多読の落とし穴の解決法をぜひ来年もお聞きしたいです。
  • おすすめ本のメーリスはぜひ送ってください!
  • 多読をどうOUTPUTへつなげるか
  • みなさんのおススメの本が知りたいです。
    多読実践機関のデータベースがあればすばらしいと思います。大きく広がる多読実践がリストになったらそれはそれはすばらしいです。
  • 多読についての研究文献についてのポイント紹介も興味があります。
    英語の多読支援の方のポイントも知りたいと思いました。
  • オススメ生教材(広く、実践の方から)
  • 多読そのものはもうわかったことにして、その先にどんな活動を展開できるか、しているか情報交換したい。
  • 授業時間の長さ別、カリキュラム例
  • やはり評価の難しさについて皆さん悩んでいることが分かりました
  • 今回の発表のような、いろいろな形の実践をシェアできる場がネット上にあるといいですね~
  • ”落とし穴”を具体的に項目であげて、それについて議論できたらおもしろいかと思いました。
  • 本造りの方法、著作権について最低知っておくべきこと(製本ソフト、グッズ、紙質、種類など)
  • 実施報告は毎回大変勉強になっている。引き続きお願いします。
  • 去年、シャドーイングのお話しがありましたが、日本語多読とシャドーイングについての方法など知りたいです
  • 電子書籍の扱いについて
    場所もとらないし、いつでもどこでも読めるのが利点。導入したことがある人のお話を聞いてみたいです(とくに困ったところ、難しいところなど)
  • 多読をするだけでは、語学力はつかないとまだ感じてしまいますが、現実問題、時間的制約、成果を見せなければならないことなど多くの問題をどう解決していけばよいかヒントが欲しいです。
  • (習ったことがないようなマイナー言語での)多読体験ワークショップ
  • これだけの参加者のイベントの準備、さぞ大変だったと思います。本当にありがとうございました。落とし穴のパート2いいと思います。分科会もこのテーマでもいいかも。あと「評価」でしょうか。
  • アウトプットを励ますまでどのくらい日本語のインプット(もしくは時間)が必要なのか。良いマンガの選び方(殺りゃく、過激な性描写がないものなど)
  • ある問題について全体討議をするのもいいかと感じた(テーマではありませんが)
  • 課題についてはグループ内で共有できましたが、解決にはまだ遠いかも…。
    問題点 ①本を読む習慣を持たない学生 ②もともと日本、日本の文化に興味が無く来日している学生 ①②への学生の対応
    ・読み聞かせは1回目は耳を傾けますが、2回目以降は飽きてしまいます
    ・本に興味のない学生に対してマンガ、アニメを勧めるという意見がありましたが、初級クラス(レベル0、1)向けのマンガはありますか
    ・絵本に興味を示さない学生が多いです
    ・動画を見せる場合、いつまでもそれだけ見せてもいいのでしょうか
  • 大学の授業での多読授業の方法(単位のことや、授業導入の方法など)
    個別の成果の事例紹介
  • 読み聞かせ、聞き読みの方法、コツ等が知りたい(CDを効果的に使えていない気がするので)

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最後に:ご参加ありがとうございました!

実践されている方もまだの方も、お互いに刺激を受け、充実した会になったのではないかと思います。
アンケートにさまざまな感想や提案を挙げていただいたこと、大変ありがたいです。
次回のセミナーに活かせるよう今から計画していきます。
またぜひご参加ください!

(粟野)