7月17日 木曜日と 7月18日金曜日の多読講座報告!

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まとめてしまいます。どちらもハイライトは一口サイズの朗読でした。

katobushiさんがフォーラムで報告してくれましたが、
両日ともみなさんの前にいちばんやさしいピンク・ラベルの絵本を何十冊も並べて、
適当に手にとってそれぞれに朗読してもらいました。そしていちばん気持ちよく朗読できたと
思う本を1冊、みんなで輪を作って順番に読んでもらいました。

ピンク・ラベルの絵本の中で白眉と言えるのが Ducks in Muck と Cat Traps です。
いつかもっとくわしく紹介できるといいのですが、短いだけにちょっとくわしく紹介すると
全部紹介することになって、著作権違反になりそうです。

で、金曜日は Ducks in Muck を採り上げた人が4人くらいいたのかな?
不思議なことに、duck、muck、truck、luck、stuck、yuck の u の音が後の人ほど安定していったのです。

katobushiさんも書いていますが、絵本の読み聞かせなのですが、
みなさんの前に並べたピンク・ラベルの絵本はどれも頭韻や脚韻になっていたりして、
詩に近いものを選んでありました。それをリズムよく、音遊びを意識しながら
朗読しましょう、という趣旨でした。

そこで、絵本の読み聞かせなのに、朗読する人以外は眼をつぶってもらって
音遊びをしっかり聞いてもらいました・・・それがみなさんの耳を研ぎ澄まさせて、
u の音が安定したのでしょうか? 第一声は Aさんでしたが、その Ducks. が、
実にきれいに響きました。あれが実に大きかった!

けれども、どうしてみなさんがあんなむずかしい音(100人中99人は日本語の「ア」の
音で代用するはず)をすっきり出したのか、わかりません。

わかりませんが、とてもおもしろいことが起きたのかもしれないので、
次回の木曜日にも同じことをしてもらいます。そして、みなさんのリズム、音、
メロディーがどうなっていくか、観察することにします。

なお、木曜日に Fさんが宮崎駿さんの「岩波少年文庫の50冊」という本を
貸してくれました。その中の 105ページと 130ページに、絵をよく見ることに
ついて書いてあって、それは講座の中で一生懸命「絵をよく見ましょう」と
言っているその裏付けと読むことができそうなのでした。
Fさん、ありがとう!