5月11日(土)、会津美里町図書館開館5周年記念イベントの中の1つとして英語多読の講演会を企画していただきました。
講師は、酒井邦秀理事が務めました。報告を担当の矢留さんにお願いしました。
昨年7月より当館に「英語多読図書コーナー」を設置しました。まだまだ種類は少ないですが、利用者の方から「英語多読って何?どうやるの?」と質問をいただくこともありましたので、はじめて英語多読に取り組む方に向けた「英語で本を楽しもう~はじめて英語多読~」を開催しました。
参加者は32名でした。ほとんどが英語多読の経験がない方でしたが、講師の酒井先生のトークに引き込まれて、みなさん「とても面白かった!」「楽しかった!」とおっしゃっていました。
酒井先生が英語多読のしくみの説明をしたあと、実際にひとりひとり易しい英語の絵本、Oxford Reading Treeを手にとり、酒井先生の指導のもと、まずは「○○をさがしてみよう」と参加者みんなで○○さがしを行いました。それから絵だけを見て、ブックトークをしました。みなさん英語多読がはじめてなのにも関わらず、お話が盛り上がっていました。英単語一つに対して日本語の意味が必ずしも合致しないことについて、酒井先生の分かりやすい説明を聞いてみなさん驚いていました。感想にもありましたが、「笑いと驚きの止まらない」講演会でした。
講演会終了後、酒井先生自ら当館の英語多読図書コーナーを参加者の方に紹介してくださり、講演会の中でおすすめいただいたヨシタケシンスケさんの絵本の英語版などを参加者のみなさんに実際にご覧いただくことができました。アンケートでいただいた感想の抜粋です
・絵本の楽しさ、そして想像することのすばらしさを感じました。英語を学ぶのによい絵本に出会うことの大切さも感じました。英語はできませんがとても興味をもってのぞめました。
・なるほどなとうなずけることばかりでした。
・誰でも年齢関係なく生きた英語を楽しんで学ぶ事ができるのだと改めて教えていただきました。
・目からうろこの話がたくさんあり、原点に返りもう一度勉強してみたいです。
・楽しかったです。英語話せるようになるかも…なればいいな。
・とても楽しく時間があっという間でした。多読の意味わかりました!多読の三原則…ダマされたと思ってやってみます。英語…というとかまえていましたが、いろんなことを捨ててみます。
・酒井先生がとてもユーモラスで、笑いと驚きの止まらない2時間でした!普段読み聞かせのボランティアをしているのですが、まず絵を見てどんな話かを汲みとって…というのは意外と子供たちもストレートにやっている気がします。大人も負けずに英語多読がんばってみようと思います。講演会をきっかけにさっそく英語多読に取り組みはじめた方もいらっしゃるので、少しずつでも英語多読図書のコレクションを増やしながら、英語多読に取り組む方々のサポートができればと思います。
(矢留)
会津美里町図書館のみなさんとは、2021年に行われた山形県市立米沢図書館でのシンポジウム「図書館多読への招待」に参加していただいてからのお付き合いです。今回の講演をきっかけに、ますます多くの利用者のみなさんに英語多読を楽しんでいただけますように!
(事務局)