報告が遅くなりましたが、先月23日（土）にNPO多言語多読の小川和子理事が、一宮市立中央図書館で、「英文多読レベルアップ講座」の講師を務めました。
報告は、図書館の担当、小栗さんと早瀬さんにお願いしました。
一宮市立中央図書館では、令和5年9月23日（土）に英文多読レベルアップ講座を開催しました。
当日は15名の方にご参加いただき、英文多読を続けている方向けに、レベルごとの多読図書の紹介やグループでのブックトークによる体験を行いました。
今回はレベルアップ講座ですが、参加者の中には多読に取り組んだことがない方や、過去に多読を少しやったことがある方、既に何年も多読を続けている方など、取り組み状況は様々でした。
そのため、最初は今年2月に当館で開催した入門講座のおさらいとして、多読ではやさしい絵本を読むことで、表情や場面の絵からどのような時に使う単語なのか自然とわかるようになり、和訳ではなく英語で理解できるようになることをお話いただきました。
その後、参加者の多読の取り組み状況に合わせ、当館所蔵資料から先生に直接選書していただいたおすすめ図書を使用して、グループで試読とブックトークを行いました。
おすすめ図書には、多読用の図書のほか、絵本や図鑑など、様々なレベルやシリーズがあり、初めて手に取るものも多いようでした。グループでどれが面白かったかを話しあうブックトークでは、どのグループも話が盛り上がっていました。誰かと一緒に読むことで、より楽しく取り組めることを体験していただけたようでした。
講座の最後には、一宮市で活動している「一宮英文多読の会」をご紹介させていただきました。平成30年から活動しているグループで、月1回図書館の会議室で読んだ本やおすすめ本を紹介するなど、多読に関する情報交換や交流を行っています。多読を楽しみたいという方であれば、どなたでも気軽に参加できるグループになっています。
講座終了後には、会場に準備した多読の資料を早速借りていく方や、小川先生と多読の会のメンバーとの交流会に参加して質問される方もたくさんいらっしゃいました。
以下、アンケートからの抜粋です。
・具体的なＱ＆Ａにも丁寧に答えていただけてとても良かったです。
・長い本をよめなくて、ずいぶんと多読を休んでいましたが、“ざせつではなく休んでいるだけ”をきいて、気持ちがラクになりました。
・はじめて多読について教えていただき、多読に興味を持ちました。簡単なレベルから読みはじめようと思います。
・多読コーナーについてや、多読のすすめ方など、大変参考になりました。自分の英語学習にとってもよい刺激となりました。
当館では今後も入門講座や多読を続けている方向けのレベルアップ講座を開催予定です。多読用の本を集めた多言語コーナーも充実させていきますので、ぜひご活用ください。
（一宮市立図書館 小栗 早瀬）
