1月22日(金)講演会「初めての英語多読」by英語多読のメイプルハウス 報告

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1月22日(日)、大阪市の西成区民センターで「初めての英語多読」講演が行われました。企画したのはNPO多言語多読の準会員で「英語多読のメイプルハウス」を運営している黒瀬さんです。以下は、講師を務めたNPO多言語多読の小川和子理事の報告です。
https://www.asahi.com/articles/ASP5871WKP4HPTIL02G.html(朝日新聞の紹介記事)

参加者は、多読が初めての方をはじめ、小学校の先生、図書館の司書などさまざまな背景の方が12名。NPO多言語多読のオンライン英語多読講座の元受講生も駆けつけてくれました。

まず、絵をよく見て、多読三原則で読んでいく多読のしくみを紹介し、さっそくORTを読んでいただきました。

ブックトークでは全員の方が、面白かったタイトルと、その理由を紹介してくださいました。みなさん大人ですが、面白い発見をするのが子ども並みに上手でした!

後半は「多読からtadokuへ」として、映像の利用と「字幕なし多観」を紹介しました。

参加者の方同士の交流も活発でした。図書館に働きかけたい方には図書館司書さんが、授業に取り入れたい小学校教員の方には、小学生のお子さんをお持ちの方が、それぞれ助言されていました。
また、元受講生たちが、多読を広めたい、図書館に働きかけたいと語りあっているのをお聞きして、うれしく思いました。黒瀬さんもそうですが、多読を他の人にも広げたい!と本業の合間をぬって活動する仲間が増えるのは心強いです。みなさん、ありがとうございました。

黒瀬さんはさらに、近くのシェア型図書館「みんなの図書室 ほんむすび」で、英語多読本の「一箱本棚オーナー」もされています。この「ほんむすび」は、月額2500円を払って一箱本棚のオーナーになり、自分の読んでもらいたい本を提供することができるのです。
「お金を払って、自分の本を読んでもらいたい人がこんなにいたなんて、という話です」と黒瀬さんは笑いますが、面白い取り組みです。

(黒瀬さんの本のコーナー)

ほんむすびでは、「居場所の相談所」として医療従事者が定期的にお店番をして、本を借りに来たついでに心身の悩み事や居場所の相談をすることもできるそうです。(ほんむすびFacebookページ

 

アンケート回答より

  • 英語や語学を楽しみながら役に立つような方法として多読の役割が有るような気がします。仲間と共有することも楽しめました。易しい本にふれて読んでみるようにします。
  • 読むだけでなく、動画を観るのも多読のうちなんだというのが、とてもおもしろかったです。いろいろな切り口を紹介していただいて、とても参考になりました。
  • 多観に挑戦したい気もちでいっぱいです。早くやってみたい!!という気もちです。
  • かんたんなやさしい本を楽しく読むことが大切だと思います。
    料理の動画を初めて観ましたが、感覚的に受け入れられるのでとてもいい方法だと思いました。楽しく続けたいです。
  • 読む、観るは実用体験/大人には人生経験という資源がある。
    の2つに助けられそうな予感がします。

(小川 記)