今回の特別セミナーは、「多読的シャドーイング入門 – 発音の誤解が解ければこんなに簡単!-」というタイトルで開催、今までのシャドーイング講座から、さらに磨きをかけた内容になりました。会場も満員御礼。熱気に包まれました。
理論編で「英語の音のイメージ」をリセット!
講師の酒井理事長は、まず理論編として、英語の音や、発音の常識への誤解を解いていきました。
例えば「日本語と英語に同じ音はひとつもないこと」や「日本語と違う英語の音のつながり」。それらの例を実際のドラマや映画のシーンで観ていただきました。また、酒井理事長自身の失敗談も。笑いを交えつつ、みなさん、これまでの音の常識をひっくり返していただけたのではないかと思います。
誤解が解けたところで、実践編!
誤解は解けたけど、ではどうする?ということで「多読的シャドーイング実践編」です。英語の音を獲得するためには、シャドーイングが有効だと言うことが語られました。
シャドーイングってなに?どうやるの?という導入から、多読的シャドーイングのいろいろなやり方が紹介され、みなさんに実際に一通り体験してもらいました。その後は、ひとりひとりに合ったシャドーイングの素材を探すお手伝いです。
この時間のファシリテーターは、NPO英語多読講座 卒業生のkatobushiさんでした。シャドーイングの実践者ならではの体験談を交えた紹介は、多読的シャドーイングが初体験の方にも馴染みやすく、英語らしい音への近道は、「正しく」よりも「楽しく!」だということを感じてもらえた時間になりました。
今後の進め方について助言をします!
最後は酒井理事長が参加者ひとりひとりに今後の進め方について助言をしました。katobushiさんがファシリテートする実践編のあいだ、しっかりとみなさんの様子を見守っていたことで、ひとりひとりに合った助言をすることができました。
そんな3時間のセミナーを終えた参加者のみなさんの声を、アンケートからご紹介します。
セミナーに参加された動機を教えてください
- カタカナ英語から英語らしい音になりたい
- 発音から話すことへのへだたりを感じていました。その間に何をすればよいのか知りたくて参加しました
- シャドーイングを通してリスニング力を上げたかった
- 英語を教えており、多読・シャドーイングを取り入れたいと思い参加しました
- 映画を字幕なしで楽しみたいと思ったので参加してみました
- 英語学習をより効果的なものにしたいため
- 色々ためしたが成長を感じなかったなか、多読・多聴を知り、楽しめそうだったので参加させていただきました
セミナーの感想や、印象に残ったことがあれば聞かせてください
- どうしても一文字一文字、一言一言を音にしてしまいがちなので、そこを乗り越えるヒントが色々あったと思います。
- 今まで学んだことを忘れる!というのが印象的です。聞こえたまま繰り返すことでこれからどう変化するのか楽しみになりました。
- 最初は声も出なくてビックリしました。でも “Frog and Toad” の本を見ながらシャドーイングしたら声も大きく出て、だんだん楽しくなってきました。劇のセリフを言っているみたいで本当に楽しかった。
- なりきりシャドーイングの実演が楽しかったです。音に画面に集中するのに一生懸命になっていました。何かを理解する時には、まず感情からなんですね。感情が納得することしか理解できません。
- 劇薬シャドーイングの利用方法が分かり、今後の指針となりました。劇薬シャドーイングの大切さを再認識しました。
- 好きな素材、のめりこめる素材を探す必要があると認識しました。
- 口と舌をいっぱい使って疲れたけど楽しかった。いままでの英語を洗いながすのに時間がかかりそうです。
- 何より楽しむことが大事だと教えていただいたこと
- 英語に対するイメージが変わりました
- シャドーイングと意味は関係ないということは初めてききました
たくさんの声をありがとうございました!
紹介しきれない声もあわせて、今後のセミナーへの参考にさせていただきます。
いままでの常識を洗い流して、楽しく英語の音を身につける「多読的シャドーイング」に興味を持たれた方は、NPO多言語多読のTwitterやFacebookページをフォローして次回開催のお知らせをチェックしてください。みなさまのご参加をお待ちしています!
(当日スタッフ/大賀)