10月22日 木曜多読講座(英語)の報告

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報告はやめにしますと言っておきながら、結構報告することになって、
それは予定外のことなのですが、うれしいので・・・

毎回の講座の進行についてはその日の講座の日直さんがまとめたものを
貼り付けます。その第1回かな、今回は・・・

ご覧の通り、日本語英語まじりです。それはTadoku的スピーキングの場合と同じです。みなさんこんな風に日本語と英語を気楽に行き来するようになっています。

Today’s members were U-san, Y-san, FJ-san and me.

10:30- Personal reading consultation
FJ-san and Sakai-sensei excited about “Her Royal Spyness.”(貧乏お嬢様シリーズ)

FJさんがいかにもおもしろそうにBook Talkをしてくれたので、本を借りてしまいました!

11:00- Read Aloud
Owl Moon
お手本では長い文をとても早く朗読していて難しい。
「もしもねずみにクッキーをあげると」
If You Give a Cookie to a Mouse

クッキーの2冊は英語原本と日本語訳の両方を読んでくれました。
日本語の絵本の読み語りをすると、英語の読み語りについてもとても大きな
ヒントが得られることがわかりました。
日英両方で読み語りしましょうというのは、すごい提案だった!

わたしは英語版はリズムが大事で詩に近く(詩ではないですが)
日本語版は小説の語りのように聞こえました。
で、わたしとしては英語版のリズムを生かした日本語版を作れるといいなと
夢想しました。

なにたべたかわかる?
日本語と英語の読み聞かせでは、声が違う。
英語は詩で、日本語訳はナレーション。

おっと、すぐ上のコメントはクッキーの絵本で出た意見です。

Ginger
Buzzzzz said the Bee

12:15- Translation
Y-sanが翻訳した「西町交番の良さん『助けて!』」前半について、みんなで話し合い。

「にほんご多読ブックス」の翻訳について。
自分が訳しているものについては、英作文するのではなく、すべての文を何かの本から借りてきた表現にする。
すぐに仕上げなくていい。アンテナを立てながら本を読み、ふさわしい表現に出会ったら、その部分にあてはめ、徐々に完成させること。

で、今回わたしが報告をしたかったのはこの ↑ 部分です。
ある計画があって、NPO多言語多読で制作した日本語多読読み物を英訳して、
英語多読の素材にする作業が始まろうとしています。

その第1作を翻訳し終わって、第2作に入ったのですが、
叩き台を書いてきたYさんの英訳を見て、みなさんが感心しました。
できた英文の検討が楽しいという声があったほどです。
そこで急遽「英作文ではなく、すべての文を何かの本から借りてきた表現にする」
という大きな方針が決まりました。

英作文ライティングとちがうところはいくつもありますが、その一つは
ある1作品を(あるいは1文)を完成させてから次の作品(あるいは文)に移るのではなく、
どこからから「借りる・盗む・真似する」ことができなかた文は日本語のままにしておこう、
というのです。

つまり、これからこの翻訳プロジェクトで英訳していく読み物は、
半分くらいは英語になったけれども残りは日本語のままという本が何冊も
作業途中のまま並ぶことになります。

それで、講座のみんなが「どの本のどの部分がまだ英語になっていないか」と
たくさんのアンテナを立てておいて、これからたくさんの絵本や本や映画やドラマを
観たり聞いたり読んだりしながら、アンテナに引っかかった英文を借りて・盗んで・
真似して、英訳を完成させていきます。

分かりにくいですよね。大丈夫、そのうち見本を使って説明します。

あと、雑談で出た本のおもしろさ指数の表現。
・何も手につかなくなるほどおもしろい。
・家事など必要なことができる程度におもしろい。
・手に取る気になれない。
他なんでしたっけ?

さて、私は参加できないのですが(残念!)、The Recording Dayが近づいてきました。
録音したものはいつ聞けるのでしょう? (私聞きたいです!)

みなさん、いろいろな本やドラマを楽しんでそれぞれに楽しんだり、腹を立てたりして、
その気持ちを表現するのが上手です。たとえば上のおもしろさ指数なんて、
数字ではないところがまずおもしろいのですが、そうそう、そういうストレートな
おもしろさ/つまらなさの表現って、あるよね、というものになっています。
みなさん自身の表現を教えてください!

最後にこのThe Recording Day というまるで何かの記念日のような日に、
別の企画が実際に動き始めるのです。これも11月半ばには発表しますが、
それまではこれ以上は・・・

いずれにせよ、いろいろ楽しみな展開がありそうで、わたしはワクワクどころか
かなり興奮しております。みなさんもお楽しみに!