1月19日 埼玉県川口市日本語スピーチコンテスト報告

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1月19日(日)13時30分~16時30分、「第5回川口市日本語スピーチコンテスト」が、第5回川口市日本語スピーチコンテスト実行委員会主催、川口市教育委員会後援、川口市在住外国人サポートネットワーク協力で開催されました。

実行委員会のSさんが以前、「多読のためのリライト講座」に出席してくださったのが縁で、私たち日本語多読のメンバーに審査委員の依頼がありました。審査員は他に、川口市教育委員、財団法人埼玉県国際交流協会理事長、外国人大学講師、日本語教師など。以下、審査を引き受けてくださった田中さんの報告です。
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出場者は中国6名、ベトナム2名、バングラデシュ、ガーナ、韓国各1名の11名の方々で、日本での生活、日本人との交流などを通して感じたこと考えたことを語る興味深いスピーチでした。

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入賞者のスピーチタイトル、出身国は以下の通りです。

金賞『小さな挑戦、大きな経験』(イ・キョンソン 韓国出身)
銀賞『私のおばあさん』 (リ・ツェンヤン 中国出身)
銅賞『びっくり日本』 (ソン・シュウカ 中国出身)

金賞に選ばれたのは、日本語の上達を目指し来日したイ・キョンソンさん。

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飲食店でのアルバイトを通して得た様々な経験について話しました。辛い物が苦手な店長が、わざわざキムチを買ってきて、賄い食にキムチうどんを出してくれた。そのことを「ほんとうに小さなことかもしれないが、『日本人は冷たい』という印象を変えてくれた出来事だった」と語りました。堂々としたスピーチでした。

銀賞はなんと小学3年生でした。

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流暢な日本語で、中国の本当のおばあちゃんと日本のおばあちゃん2人について、事実に基づいた話から始まり、もしおばあちゃんたちが出会ったらという空想の話で終わるかわいらしい心温まるスピーチでした。

尚、川口市は外国人登録者数が約2万2千人で、県内一、全国では6番目となるそうです。
みなさんの町で、もし日本語スピーチコンテストが開かれていたら、ぜひ一度聞きに行ってみてください。

(田中)