7月11日(水)「英語多読講演会~絵本からペーパーバックへ~」報告@デジタルハリウッド大学

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7月11日19時半~御茶ノ水の「デジタルハリウッド大学」で、NPO多言語多読の酒井理事長の講演会「英語多読~絵本からペーパーバックへ~」が開かれました。
スタッフ数名とまず、図書館へお邪魔しました。

出迎えてくれたのは、「たどくらぶ」へのお誘いが書かれたボード。カワイイ犬の多読キャラクターのついたスタンプラリーのカードも目を引きました。
この図書館の多読コーナーは、このデジタルハリウッド大学で留学生に日本語を教えているわがNPOの英語多読講座生の遠藤樹子さんが図書館の司書さんと協力して準備されたものです。
英語教師ではありませんが、タドキストの遠藤さんならではセレクションで、私たちにはおなじみの人気多読本が充実していました。

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この英語多読コーナーは、人気だそうで、大学生が日本語の図書よりもよく借りていくそうです!

以下、もっとこの多読を知ってもらいたいと講演会を計画してくださった遠藤さんの報告です。

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平日の遅い時間の開催にもかかわらず、25名の参加がありました。デジハリ大生より一般の方、なかでも日本語教育関係の方の参加が目立ちました。

まず、現在デジハリ大に整いつつある「英語多読環境」について。デジハリ大のメディアライブラリー内の多読本コーナーや多読サークルについての話がありました。

次に、「なぜ大学生に絵本?」ということで、酒井先生が大学生に絵本から読ませるようになったいきさつからはじまり、日本では、長く外国語を「文字」と捉えてきたために、言葉の意味を誤って理解してきたこと、絵本からたくさん読むことで言葉が発せられる場面を理解し、本当の言葉の意味がわかるようになることが説明されました。
さらに、「多読3原則」で読んでいくことで「樽に英語があふれるまで」とにかく場面と一緒にたくさんの英語を吸収することの大切さが話されました。

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ここまで来て、いよいよずっと目の前に置かれていたORTを手にとってのワークショップに突入!メガネ、変なおじさん探し、言葉探しから絵とともに言葉の本当の意味をつかむ体験をしていただきました。
初めは絵本をじっくり見ることに戸惑いがある方もいらしたようですが、一つ一つ発見がある度に、どんどん絵本に夢中になり楽しい雰囲気に。その後、少し「音」の話があったのですが、もっと聞きたい!というところで残念ながら時間切れに…。

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会が終了した後も酒井先生に質問なさる方が多く、それだけ多くの方が「多読」に興味を持ってくださったのだと感じました。
続きのお話が聞きたいという声も多かったようです。また近いうちに2回目を企画できればと思います!

当日の参加者アンケートから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・続きの講座もお願いします!
・今日の続きの話も聞きたいです!!
・音についても知りたいです。

(準会員 遠藤樹子)