2012年8月末の開講以来もっとも静かな講座でした。
というのは、わたしが風を引いて、くしゃみ鼻水鼻づまりがひどくて、
講座の間ずっとマスクをかけていたからです。
メニュー、運びともいつもと変わりませんが、受講を始めた人が一人、
体験受講の人が一人と、超満員でした。
南のテーブルは昨年の11月以降に受講しはじめた「新人」の席に
なっています。26日にはその新人たちとじっくり読書相談をしました。
受講前にTOEIC750点の人や、100万語以上読んであった人たちも
いて、快調に聞き読みへ、聞き読みシャドーイングへと歩を進めています。
けれどもかなりの英語学習歴の持ち主と言っていいと思いますが、
これまでの絵本読書は少なめなので、聞き読みシャドーイングに入っても
ピンク、赤の絵本はたっぷり楽しんでもらいます。
聞き読みシャドーイングの音はどうしても日本語の癖があって、
英語のリズムになりきれていないところがあります。
そこで、少し速めの素材でもごもご気味にしてもらうことにしました。
もう一人の南テーブルの住人は英語は不得意だったという話だった
はずなのに、前々回からオレンジ・レベル(総語数では1000語から
2000語)の本を読み始めました。楽しそうなので、徐々にオレンジ
中心に写っていきそうです。この人は借りた絵本を家で息子さんと
楽しんでいるということで、小学校6年生男の子と一緒に楽しめるとは
非常に幸運なことだと思っています。
南のテーブル4人目の比較的新人は「分からない」ことがきになって
いましたが、いよいよ分からないことになれ始めました!
前回から今回まで、ディズニー映画の絵本版や、古典童話の
絵本版を「だいたいこういうことよね」と読み飛ばしたようです。しめしめ!
そういうわけで、南のテーブルでもブックトーク(日本語)を始めました。
気に入った英語の絵本を1冊選んで、どこがおもしろかったか、
語ってもらいます。それをしばらく続けて、聞き読みシャドーイングで
英語のリズムやイントネーションになれてきたら、英語で読み聞かせ
英語で book talk へと進む予定です。
でもいまは、南のテーブルの中心課題は聞き読みシャドーイングですね。
そして次第に一口大を意識してもらいます。
講座の時間が終わって帰り際--みなさんが借りる本を選んでいる
時にMさんがすごいことを言い出しました。一つ一つの語をたどって
理解することをあきらめたら、いくつかの語の塊でイメージに描けることが
あるようになった、というのです! それはすごいことです。
けれどもあまりにすごすぎて(わたしはそれができなくて、
いまだに一語一語たどっているということは何度も書きました)
そのままかたまり読みになっていくのだろうか、非常に興味がありますが、
こんなことを書いたらMさんにはプレッシャーになってしまうか?
来週は字幕なし多観をやってもらいます。お楽しみに!