英語絵本読み聞かせの会も4回目を迎えました。
今回は正会員の鈴木祐子さんよりご報告をいただきました。
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絵本読み聞かせの会(第4弾)が
10/4(日)、盛況のなか、無事、終了いたしました。
今回は、あまり参加者がいないのではないか、と
根拠のない予想をしていた幹事の二人。
ところが、”遅刻早退OK”と銘打った会は、
予想に反し、たくさんの人にお越しいただきました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!
読まれた絵本は9冊。総勢7名が読みました。
絵本のタイトルは、ブログの最下に記しておきますので、ご参照くださいませ。
参加者には、ふだん絵本を読んでいない方もいらっしゃいましたし、
ご自身では読み聞かせをされず「今日は読み聞かせを聞きにきました!」という方も。
私は、前回(第3回)参加したとき、
「大人に読んでもらうのってこんなに楽しいのね?!」
と新たな発見をしたつもりでおりましたが、
今回、またまた気づいてしまいました!
実は、この会のもう一つの魅力は、
「読まれた絵本について、参加者が、それぞれ、いろいろ、思ったままを話せる」点なのです。
たとえば、The Complete Brambly Hedge – Autumn Story (By Jill Barklem) を読んだとき。
「Helen Beatrix Potter(Peter Rabbitの作者)の絵を思い起こさせてくれる絵ね。彼女は植物学者だったから、ホンモノにこだわって描いているけれど、この作者もそうなのかしら?とても絵が細かいわ。」
「イギリスに旅行に行ったとき、Peter RabbitのMuseumのお土産やさんでこの絵本を売ってたので買いました。まだ読んでなかったけれど、家に帰って読んでみるわ。」
「ということは、(Peter RabbitのMuseumも認めてるのだから)この絵本の絵もホンモノを再現してるのかもね。」
「日本の絵本でこんなに細かい背景にこだわっているものってあまり見かけないですよね。」
「わたしは、14ひきのシリーズ(いわむら かずお 作)を思い出したわ。」
また、実は、今回お持ちいただいた本は何冊かの合本だったのですが
「元の絵本はサイズが小さい(手のひらサイズ)けれど、合本だと挿絵が大きくなるので、丁寧に描かれている絵の細部まで堪能できて楽しいです♪」
「合本ならではの、作品にまつわる裏話のページがあり、これがまた楽しい。」
「イギリスのトウモロコシ畑には、Field miceの巣があるの?え?こんな風に?」
「巣のなかって、たしかに、こんな構造になってるかもしれない、って想像すると楽しいね。」
「日本のとうもろこし畑でも見かけるのかしら?え、見かけないの?そっかぁ、イギリスならではなんだね」
などなど。
私の記憶に残っているものだけでこーんなに、1冊の絵本について、話が弾みました。
これが、それぞれの絵本を読み終わったあと、始まるんです。
この時間が本当に楽しくて!
自分が持っていない絵本ならば、すぐにでも買いたくなってしまいます。
実際、何人もの人が、話しながら、スマホでamazonを検索してましたね♪
すでに知っている絵本でも、新たな魅力に気が付き、
ますます嬉しくなる、ってな具合です。
これは、もうなんともたまりません。
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教える、教わる、という関係じゃない参加者同士の
心赴くままのシエアリング(共有作業)がもたらす心地よい時間。
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これが「絵本読み聞かせの会」の魅力です。
もちろん、早退遅刻もOKのゆるーーーい会です。
また開催しますので、今回いらした方も残念ながらいらっしゃれなかった方も、ぜひ、次回ご参加くださいませ~♪
☆読まれた絵本(順不同)
(1)Halloween Is… By Gail Gibbons
ハロウィーンって…由来など、ハロウィーンに関するあらゆることを絵で知ることができます。
(2)There Was An Old Lady Who Swallowed A Fly (DVD鑑賞含) By Simms Taback
ハエ(fly)をなぜだか飲み込んでしまったおばあさんは、ハエを捕まえるためにクモを飲み込み・・・最後には?おばあさん、どんどん膨らんでいきます。DVDで、シンディローパーの朗読と歌も楽しみました!
(3)Room On The Broom By A Julia Donaldson, Axel Scheffler
いろいろな動物に「箒に乗せて」と聞かれると、心優しい魔法使いは、箒にどんどん乗せていきます。そして…。
(4)This is Not My Hat By Jon Klassen
ぼくの帽子じゃないんだけど、とったこと気づかれないから大丈夫なのさ、と泳ぎ続ける小魚君。本当に大丈夫??
(5)The Complete Brambly Hedge (Autumn Story) By Jill Barklem
「のばらの村」に住むねずみのWoodmouse家のお話。季節は秋。家族と離れてしまったPrimrose(ねずみの女の子)は、森の中を一人で探検します。緻密な挿絵と優しい英文により、ゆるやかな優しい時間の流れを感じられるような気がします。ねずみの世界では本当にこんなことが起きてるかも?と思えるお話です。
(6)Ghosts in the House! By Kazuno Kohara
日本人の作家さんの絵本。スペイン語の絵本もあります。Ghostが住んでる家にWitchの女の子がやってきます。Ghostの白さが際立つ、版画のような切り絵のような絵がかわいい絵本です。
(7)That Is Not a Good Idea By Mo Willems
無声映画のような構成なのか、文のページは白黒。Mo Willemsの何重にもひねったオチが楽しいです!今回の会でも、新たなひねりに気づき、「Mo Willems、恐るべし!」と唸ってしまった私たち。
(8)Artists’ Helpers Enjoy Evenings By M. B. Goffstein
黒、白、グレー、茶のバステルが主人公。特にオチとかはなく、ほのぼのとした、パステルたちのとある日のお話がいくつか納められています。
(9)Pumpkin Soup By Helen Cooper
森のなかで、一緒に暮らすリス、ねこ、あひる。それぞれ役割分担しながら仲良く暮らしていたが、ある日、あひるがそれに異を唱えて、家出。残った二人は心配で心配で…。
(正会員 鈴木祐子)