10月10日(土) スペイン語多読の会始まりました!

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スペイン語多読の会報告
10月10日(土曜日)10:30~12:30 @NPO多言語多読事務所
正会員の村岡さん、理事の川本さんの熱意で、とうとうスペイン語多読の会が始まりました。以下はお二人の報告です。

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まずは、川本さんから。

3年前に1人で始め、まもなく挫折したスペイン語多読。心強いパートナーを得て何人かの方のありがたい本の寄付もあり、正会員によるファンドレイジング企画としてやっとやっと実現しました。(参加者は500円以上をNPOに寄付するというスタイルです)
準備に駆け回り、わくわくどきどきの幕開けはいかにーー。

初回の今日、メキシコ人、ペルー人の助っ人を含め9人もの参加がありました。6ヶ月の赤ちゃんも入れたらなんと10人。私の「Hola todos ! Buenos dias」でスタート。みなさん一応名前だけの自己紹介をしました。

いよいよ、ペルーのDさんの読み聞かせです。絵本「La casa encantada」1月から12月までの月をどんどん言って、これは発音からみんなわかる。で、octubre だから、この本を読みます、と。roja とblanco と negroの三色 だけで描かれているしゃれた絵本。わからない言葉の連続なのに、絵とDさんの手の動きや表情から、女の子が猫を連れて風の吹く道を歩いている。一軒の家がある。その家にはお化けが、、、、ところがお化けを捕まえてなんと洗濯機へ放り込み、、、え!!そんな、、、。結末はこれから読む人のため秘密。

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La casa encantada / The Haunted House

メキシコのJさんには、英語でも人気シリーズの「!No David!」(最初のは!の逆さまなんだけど打てない)を読んでもらいました。こんな簡単な絵本だってむずかしい。でも読んでもらうと最高。
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No, David! [Spanish Language Edition] David Se Mete En Lios / David Gets in Trouble (Coleccion Rascacielos)

その後、ひとりひとり読みたいものを読む。ほとんどの人が聞き読み。やはりGRは文字がいっぱいあってもすらすら読める。不思議なもんだなあ。やさしい言葉で書かれていて絵をみればわかるように作ってあるってこういうことなのですね。それにJさんが音声をつけてくれたし。参加者からももっとこのレベルのGRが欲しいという声が多くありました。実は英語多読のときには、GRの必要性をあまり実感できませんでしたが、初めて学ぶ言語ではGRがあるとないとでは、とっかかりが全然違うということがよくわかりまいした。GRの存在価値を再認識した次第です。

絵本では、なんといっても赤ちゃん絵本の0歳~3歳くらいのものがいい。
特に、音がある赤ちゃん絵本は楽しい。私が一番わかりやすいと思った絵本は「?Donde estoy?」(これも?の逆さまが打てない)黄色い鳥が、何の上にいるんだ?って始まって次々に色の違う動物の上ってことがわかり、最後は、、ドバーンとはじける終わりかたで、色と動物の名前が変わるだけで文は繰り返しで進む、この繰り返しがわかりやすくて心地よく読める。

Donde estoy? / Where Am I? (Pikinini)

最後にガルシアロルカ図書館で借りてきた「yo tengo 1ano」「yo tengo 2anos」「yo tengo 3anos」という赤ちゃん絵本をDさんとJさんに読んでもらいました。読んでもらうと楽しいのは当たり前だけど、よくわかるのです。この本は仕掛けがあって、1anoには穴がひとつ、すべてのものがひとつ、2anosにはもちろんふたつ、3anosにはみっつ。最終ページはpastelにその数のvela が立っています。スペイン語わからなくても何のことか想像できます。

最後はJさんの読み聞かせ。わたしの大好きな「David se mete en lios」
英語でもみんなおいおいDavid よ、と大笑いするところでやはりみんな大笑いでした。

ハロウィン仕様のお菓子でほっと一息。うううううんんん~~~た・の・し・かった!!

一口にスペイン語といっても、スペイン、中南米、で発音も表現も少しずつちがうそうで、その辺も興味深いものがあります。一番分かりやすいのは、gracias のc の発音がスペインはth, 中南米はs なんですよ。

次回は10月28日水曜日18:30~20:30
11月は14日土曜日10:30~12:30、25日水曜日18:30~20:30、場所はNPO多言語多読事務所の予定です。

スペイン語ゼロでも楽しめます。ご参加をお待ちします。

続けて村岡さんの報告です。

第一回スペイン語多読に参加した、村岡です。川本さんの人脈と思い切りのよい行動力のおかげで、ついにスタートした!ということに、まず、感動しました。

私は実は3年ほど前からスペイン語を個人レッスンで習っているのですが、話すも聞くも全然自信ありません。今回、それを身にしみて感じました。絵本から始め、音を入れていけば、こんなに楽しく学べるのか!と。
参加してくださったお二人のNative Speakersも読み聞かせがすごく上手で、楽しく、みんなすぐに発音をマネしたりして、大いに盛り上がりました。

私は英語多読もやっていますが、スペイン語圏の人々のおおらかさ、明るさ、いい加減さに、また別の魅力を感じます。そんな文化の違いも、スペイン語の絵本から大いに感じ取りたいと思っています。

このスペイン語多読のために、今回たくさんの本を寄付してくださった方、そして、川本さん、参加した方々、ありがとうございました。 次回が楽しみです。