11月3日に、町田市立中央図書館で、初心者向けの英語多読講演会が行われました。講師はNPO多言語多読の酒井邦秀理事でした。今回も早々に50名の定員に達したそうで、この地域の関心の高さがうかがわれました。
町田市立中央図書館の佐藤さんに当日の様子を報告していただきます。
11月3日(祝)に、酒井先生をお招きし、初心者向け英語多読講演会を行いました。今回も受付開始から1週間経つ前に定員に達し、まだまだ多くの方の英語多読への関心の高さを感じました。
酒井先生の多読三原則の話にびっくりしながらも、今までとは異なる英語学習法について感心される方が多くいらっしゃいました。実際にOxford Reading Treeを使ってめがねや隣人のおじさんを見つけるワークショップでは、未就学児のお子さんたちが一生懸命探して先生に伝えているのが印象的でした。他の参加者の方々も、ORTの楽しさを感じているようで、興味深く絵本を読まれている方が多かったです。
また、ホール内に図書館の英語多読資料を置いておいたところ、講演会後にたくさんの方が英語資料を手に取り、次々に借りていかれました。
以下、参加者アンケートの抜粋です。
・長年感じていたことが解明されて正に「目からうろこ」でした。
・これまでの英語の学び方の見直しのきっかけとなりました。絵を見て、絵の世界を感じてみたいと思います。
・先生のお話しはとても興味深く、熱意が伝わってきました。参加して良かったです。多読やってみたいです。
・Harry Potterを全巻読んだのですが、辞書を引かずに分からないところを飛ばして読み切ったのですが、それでよかったのかなあと思っていました。よかったんですネ!英語教育がよろしくない話、身につまされました。
講演会の最後に、この夏に結成した多読サークル「町田多言語愛行会」を所属メンバーに紹介してもらいました。紹介の中でメンバーの方が「多読を一人で続けるのは大変です。仲間と一緒だと続けることができます。」とおっしゃっていました。町田市で立ち上がった多読サークルが、今後も盛り上がっていくことを期待しています。サークルを立ち上げるにあたって伴走してくださった酒井先生、小川さんには感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。
町田市は11月からふるさと納税を活用して、英語多読資料の充実に取り組むことになりました。これからも多くの人に英語多読勉強法を楽しく行っていただけるよう、図書館内の多読コーナーをはじめとして学習環境を整えていきたいと思います。
(町田市立中央図書館 佐藤)