取材から多読報告へ!

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タイトルはわかりにくいでしょうけど・・・

先週の金曜日にある雑誌の取材を受けました。インタビューです。

普通はインタビューというと、質問に答えてわたしがしゃべるのですが、
この日は違いました。いきなり記者のH.Y.さんが多読がどんなにすばらしいか、
語り始めたのです!

H.Y.さんは1年半ほど前に電通大の「だれでも多読サークル」に二、三度
来たことがありました。そこから子どもさんとOxford Reading Tree を
楽しみはじめて、あれよ、あれよといううちに大きな変化が・・・

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取材のインタビューがはじまると、この10年間に多読がどれほど世界を広げたか
という点が主な話題になりました。

多読村に集うみなさんが、audible.com へ、Kindle へ、SharedTalk へ、
pottermore.com へ、lang8 へ、Skype でギリシャやイタリアやアメリカの人と
英語と日本語でおしゃべりへ、英日翻訳へ、日英翻訳へ、twitter で英語を書き、
外国語の人と日本語でやりとりし、といったことを実例をあげてお話ししました。

先生のお話をうかがい、あらためて、広がり続ける多読の世界のことを知り、自分自身も「もっとその中に入っていきたい!」と感じました。以前から私にとって、英語はどちらかというと「楽しいもの」「コミュニケーションのためのもの」というものではありましたが、いろんな教材や講座に手を出して「勉強」したにもかかわらず、ある一定以上の英語の力がなかなかつきませんでした。

でも、子どもたちと多読を始めてからは不思議なほど英文が読めるようになり、海外でも外国人の話す英語が本当によくわかるようになりました。多読をきっかけに再び英語によくふれるようになり、今ではオンライン英会話中毒です。。。

多読に出会ったことに心から感謝しています!

うれしいですね! こういう記者さんのインタビューはまるで多読仲間とオフ会を
しているような楽しさ。いや、実際H.Y.さんは歴とした多読仲間なのだから、
当然ですね。

(多読にはこんな風にあらゆる人を年齢も、職業も、男女も関係なく「平たく」して
しまうところがあると思います。先生と生徒だとか、大学の先生だからどうのという
境をなくしてしまうところがある。本当の「民主化」?)

取材のときにお伝えしたわが家の子どもたちのことを、あらためてメールに書かせていただきます。

わが家で多読を始めたのは先生の多読サークルにおうかがいした、2011年3月の初めころからです。

大学でORTを読ませていただいて、子どもたちも気に入った様子でしたので、思い切ってまとめて購入しました。

ORTそのものが、ストーリーも絵もとても楽しいものですから、当初から子ども達
は大喜びで自分から手にとって楽しんでいました。

わが家では、子どもたちがお風呂に入る前に、学校の用意をしたり、歯磨きをしたり、だらだら好きなことをしている時間にORTのストーリーのCDをかけ流ししています。

一つだけ・・・ 温泉じゃないので、この「かけ流し」という表現はやめにしたいものです。
なんだか、養豚場で流しソーメン、というか、養鶏場でえさのベルトコンベアみたいな
印象が拭えません! H.Y.さんのお家では「ゆる~く」だそうですから、フォアグラの
ようにはなっていないと思われます・・・

このときに他のことをしていても、騒いで遊んでいてもOKで、とにかくゆる~く
やっています。

その後、子どもがお風呂から出てきたら、寝る前に読み聞かせをします。

読み聞かせも、子どもが眠たそうなときや疲れているときはは「やめようか~」と、これもゆるい感じでやっていますが、とりあえず、ほぼ毎日やっています(子どもがやりたがるので)。

ORTは6冊が1パックになっていますが、わが家ではこれらを1か月ほど続けて聞いたり読んだりしています。

CDを入れ替えたりするのが面倒なので、ただなんとなくこうしているのですが、
繰り返しているうちに、子どもたちは自然に英語のフレーズを覚え、口にするようにもなりました。

たしか一度もどこにも書いていませんが、SさんのおうちのKくんも読み聞かせ一本で
とんでもないことになっています。読み聞かせ(これも無理矢理「聞かせている」
感じがあるかな? もっとよい表現があるといいんですが。)

多読を始めて数か月後?だったかと思いますが、

息子(当時4歳)は、お気に入りの話(The Toys’ party)の絵を見て、話の最初から最後まで本と同じ英語を口からスラスラと言いました。文字は読めないので、CDと読み聞かせから覚えてしまったのだと思います。

娘(当時9歳)は、初めて見る単語でも英語読みがなんとなくできるようになりました。多読しかやっていなかったのに、です。多くの単語にふれることで、何らかの法則性を自然に学んでいたのではないでしょうか。ただ、先日もお話させていただいたように、学校でローマ字を習うようになってから、このスキル?は消えてしまいましたが。。。

その時にもわたしの予想を言いましたが、ローマ字読みは一時的だろうと思います。
H.Y.さんが読み聞かせを続ける、あるいは娘さんがCDと一緒に聞き読みを続けると
英語読みの方が勝るということになるのではないかな?

同じような経験をなさったみなさん、メールをください!

今、ステージ4ですが、娘は、初見でほぼ内容が理解でき、その話の「オチ」がわかってゲラゲラ笑うような楽しみ方ができています。もちろん、これは、あの素晴らしい絵の力によるところもあると思いますが。

 

また、娘は自分から「音読したい」と言い出し、今は1ページごとに、私と交互に声を出して読んでいます。

そんなわけで、息子は、母と姉の2人の語り手による贅沢な読み聞かせタイムを楽しんでいます。

 

こうして多読から英語の世界に入っていった子どもたちは、英語をごく自然に受け入れるようになっています。

海外に出かけると、ホテルのキッズクラブで外国人の友達をつくり、どんどん遊びます。

特に娘は、朝食時にレストランで、前日知り合った子を見つけると近寄っていって、その日に遊ぶアポをとるなど、この私も負けそうなぐらい積極的です。まだそれほど英語もしゃべれないのに子どもって不思議ですね。。。

わ、すごい! 9才というと、そろそろ人の眼を意識するころじゃないかと思いますが、
まだ大丈夫なんですね。大人にはなかなか真似できない・・・

まさに「をさなごのやうに」ですね!

そんな経験もあって、娘は「もっとしゃべれるようになりたい」と言うので、4月か
らオンライン英会話のレッスンを始めました。テキストはOXFORDのLet’s go を使っているのですが、多読ですでにたくさんの文章に出会っているので、とても理解が速いです。外国人の先生が「この単語で何か言ってみて」と指示したときも、先生はThis is an apple. などという答えを期待していたのですが、娘は I am eating an apple. などと答えて先生を驚かせていました。

 

あっ。。。すみません、つい、長々と書いてしまいました。。。

でも、それほどに多読や英語になると、語りたくなる今日この頃です。。。

わかります。取材の時のお顔を思い出します。

今度は東中野に来てくださいな。互いに語りたい仲間がいっぱいいます。

雑誌の材料になりそうな人たちもいっぱい・・・!

H.Y.さん、素敵な報告をありがとう!! 
親の「英語をみにつけさせたい気持ち」を「子どもたちに楽しんでほしい気持ち」が
ほどよく抑えて、よいバランスのように思われました。
そのまま、ご家族で Enjoy English!!!