多読と受験 多読で受験 センター試験篇

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ある児童英語(?)の先生から報告がありました。

さあて、これをみなさんどう読むか・・・

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以前から、二人の生徒について相談を受けてきました。
わたしはそういう「遠隔支援」みたいなことを何人かの人についてやっています。 
中には「そふぃ」さんのように比較的近くに住んでいるので、直接支援という人も
います。

なんらかの支援を受けたいという人は遠慮なくメールをください。
できるかぎりのことをしますので・・・

で、この先生の場合は・・・

酒井先生、こんちは。
センター試験の結果をお知らせします。本当に大変お世話になりました。
ありがとうございました。

 

      センター試験 終わりました  2010年01月19日
      昨日、自己採点の結果を聞いたところ驚きました。

      yちゃん   185点  44点

      x君      154点  48点

      自己最高得点を出したyちゃんでした。珍しくリスニングが取れなかったですが筆記が伸びました。日頃の模試では160点くらいだったのですごいです。日頃からここぞという時はチャンスをつかむタイプのお子さんだと思っています。

      一方x君は自己最高に届きませんでしたが日頃通りです。でもリスニングが苦手でしたがすごい点数で驚きました。

      yちゃんによるといつもと傾向が違って驚いたし、難しかったそうです。私はセンター試験の指導も出来ないのでよくと分かりませんが多読、多聴で乗り越えられます。(断言) 電話でyちゃんと話しましたが、レッスンのお陰です。(多読・多聴)と言っていました。それもYL3以下の児童書や絵本ばかりですからね・・・(GRはほとんど読んでいない) 驚く事ばかりです。多読をしていて良かった!!!と心からの言葉でした。

   (いつもの繰り返しになりますが、センター試験には8歳から10歳向けの児童書
    を楽しめるようになっていれば十分ではないでしょうか。
    まだ言い切れませんが)

      そこで思うのですが、私がセンター試験を全く知らない、大学受験も知らない、だから多読、多聴しかなかった。学校英語は学校程度にしてもらい、多読で楽に点数が取れるまで英検等は受けさせず徹底して多読多聴に浸ってもらう。これが良かったのだと思います。中途半端に両方やるとここまで伸びないと思うのです。英検を解禁しても勉強等はせず、多読的なやり方でクリアーしている子供達です。レッスンでは話す、シャドーイングなどネイテイブ素材的な物がほとんどで、学校英語は全くしません。自宅で多読とボキャブラリーインユーズをしてもらいそれをレッスン内でチェックする。その程度です。

ここもね、わたしがこのごろどうもそういう傾向があるのではないかと考えていることを
そのまま書いてくださっています。中途半端にいろいろ入れるとね、どうも
多読・多聴の効果が減殺されるような気がしますね。

それにしてもこの先生は大胆でしたね。徹底して多読・多聴とは!
そしてそれがうまく行ったようで、よかった・・・

      yちゃんは高1から通っていますが、自信のある英語を否定されて(学校英語的な力)悔しかったと思います。同級生が英検を受ける中、それを我慢して多読・多聴に没頭してくれました。1年くらい経ち私の言っていた事が本当に分かったと言ってくれましたし、楽しい事、楽な事をしてここまで伸びる事を実感したようです。いつも楽しい!と言ってくれます。

yちゃん、えらかったな。我慢したんだもんね。
でも、なぜ我慢できたかというと、この先生を信頼していたからでしょうね。
同級生とちがうことをするっていうのは、本当に勇気のいることだと思います。
会えたら、わたしからもたくさん褒めてあげたい!

      一方、x君は音系は苦手なのでシャドーイングを毎日しているそうです。苦手な分野なのに本番でこれだけ取れたのは不思議なくらいです。筆記は自己ベストと言えませんが、緊張の中実力通りの力を発揮したので良かった。それに今回は傾向が変わったので周りの点数が下がるかも知れませんし・・・・今日、来るのでじっくり話を聞こうと思います。

まもなく試験でしょう?
もしxくんがなにかわたしに聞きたいことがあったら遠慮なくメールをください。

      私の役目は果たせたようなので良かったです。(励ますのみ) 多読、多聴は先生の指導力なんて関係ありません。私は知らないので全く出来ませんでしたし、生徒達が多読が楽しくてたくさん読んで自分の力で切り開いたと思います。自分自身でどんどん進んでいくのです。それを見守るだけが私の役目でした。酒井先生はこういう事を伝えたいのだろうな~と思いました。

はい、その通りです。

こどもはこどもの力で伸びていくとおもいます、つくづく。
おとなはその邪魔をしないことじゃないかな。
(例によって自戒を込めてですが・・・ もう自戒しても次はないんですが)

「自分自身でどんどん進んでいくのです。それを見守るだけが私の役目でした。」
とおっしゃるところ、実は生徒たちは「先生が見守ってくれている」から
進んでいけたのでしょう。そこの何とも言えない阿吽の呼吸? じゃないな、
なんていうのかな、先生と生徒のあいだに流れるともなく通い合う、
やっぱり「信頼感」としか言えないもの、それがあったから先生の
「役目が果たせた」のでしょう。

おめでとう!